シャルル・フーリエの新世界
著者
書誌事項
シャルル・フーリエの新世界
水声社, 2024.7
- タイトル別名
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Charles Fourier
シャルルフーリエの新世界
- タイトル読み
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シャルル フーリエ ノ シンセカイ
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注記
その他の著者: 福島知己, 金山準, 小澤京子, 橋本周子, 藤田尚志, 森元庸介, フロラン・ペリエ, 大森晋輔, 塩塚秀一郎, トマ・ブシェ, 阿部日奈子, 郡司ペギオ幸夫, 中村恭子
収録内容
- 嗜好の洗練による「文明」から「調和」へのパッサージュ / 篠原洋治 著
- アナロジー論と自然的平衡錘の理論 / 福島知己 著
- アソシエーションの二つの(失われた)起源 / 金山準 著
- フーリエの理想建築構想とその変貌 / 小澤京子 著
- コンフィチュール/コンポートあるいは「調和世界」のパン / 橋本周子 著
- 分人主義的結婚論の先駆者フーリエ / 藤田尚志 著
- 密謀、あるいは産業のとばくち / 森元庸介 著
- 政治的なものの感覚的革命としてのファランステールの爆発的拡大について / フロラン・ペリエ 著 ; 清水雄大 訳
- 情念の社会学としての神学 / 大森晋輔 著
- シャルル・フーリエと物書き狂人 / 塩塚秀一郎 著
- 二一世紀におけるフーリエ研究の活力 / トマ・ブシェ 著 ; 清水雄大 訳
- 詩「未来はオーレンカのもの」をめぐって / 阿部日奈子 著
- シャルル・フーリエの情念を天然知能的計算に転回する / 郡司ペギオ幸夫 著
- フーリエの未来の肉体としての反古墳 / 中村恭子 著
内容説明・目次
内容説明
奇抜な理論とユートピア的な実践によって、一部の熱心な弟子たちをのぞいては同時代人に理解されず、後年、空想的社会主義者として学説史の端に置かれたシャルル・フーリエの思想は、20世紀後半になってその全容を現し始めた。壮大な歴史観のもとに、種々の造語、奇想天外なエピソードを交えて、理想の共同体の建設を唱える彼の著述は、労働、産業、経済、婚姻、家族、道徳をめぐって、現代社会を根底から覆すアイディアの宝庫であった。
目次
- 第1部 フーリエとは誰か(嗜好の洗練による「文明」から「調和」へのパッサージュ―奢侈をめぐるフーリエと経済学的知;アナロジー論と自然的平衡錘の理論―『産業の新世界』序文の一草稿の検討;アソシニーションの二つの(失われた)起源―フーリエとサン=シモン主義)
- 第2部 思想の諸相(フーリエの理想建築構想とその変貌;コンフィチュール/コンポートあるいは「調和世界」のパン―フーリエにおける子どもと食の問題;分人主義的結婚論の先駆者フーリエ―『愛の新世界』とヘーゲル『法の哲学』における遺産相続の問題;密謀、あるいは産業のとばくち―フーリエからだいぶ離れて)
- 第3部 フーリエはどう読まれたか(政治的なものの感覚的革命としてのファランステールの爆発的拡大について;情念の社会学としての神学―クロソウスキーにおけるフーリエ;シャルル・フーリエと物書き狂人―レーモン・クノーの視点から)
- 幕間 二一世紀におけるフーリエ研究の活力
- 第4部 フーリエをどう読むか(詩「未来はオーレンカのもの」をめぐって;シャルル・フーリエの情念を天然知能的計算に転回する;フーリエの未来の肉体としての反古墳―いや、墓とは?)
「BOOKデータベース」 より