書誌事項

贖罪 : 殺人は償えるのか

藤井誠二著

(集英社新書, 1225B)

集英社, 2024.7

タイトル読み

ショクザイ : サツジン ワ ツグナエル ノカ

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内容説明・目次

内容説明

少年犯罪を取材してきたノンフィクションライターの著者のもとへ、ある日、見知らぬ人物から手紙が届いた。それは何の罪もない人の命を奪った、長期受刑者からの手紙だった。加害者は己の罪と向き合い、問いを投げかける。「償い」「謝罪」「反省」「更生」「贖罪」―。加害者には国家から受ける罰とは別に、それ以上に大切で行わなければならないことがあるのではないか。著者の応答からは、現在の裁判・法制度の問題点も浮かび上がる。さまざまな矛盾と答えのない問いの狭間で、本書は「贖罪」をめぐって二人が考え続けた記録である。

目次

  • 第1章 獣(見知らぬ人物からの手紙;定型化された謝罪と、法廷での詐術 ほか)
  • 第2章 祈り(無期囚のテレビドキュメンタリーを観て;被害者遺族にとっての「時間」 ほか)
  • 第3章 夢(事件当時の自分と向き合いたい;池田小殺傷事件とグリーフケア ほか)
  • 第4章 償い(判で押したような謝罪の手紙;仮釈放について ほか)
  • 第5章 贖罪(読書で言葉を獲得した後に;刑務官の「オヤジ」から教わったこと ほか)

「BOOKデータベース」 より

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