書誌事項

泥棒! : アナキズムと哲学

カトリーヌ・マラブー著 ; 伊藤潤一郎, 吉松覚, 横田祐美子訳

青土社, 2024.7

タイトル別名

Au voleur! : anarchisme et philosophie

タイトル読み

ドロボウ : アナキズム ト テツガク

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注記

原著 (Presses universitaires de France/Humensis, 2022) の全訳

内容説明・目次

内容説明

シュールマン、レヴィナス、デリダ、フーコー、アガンベン、ランシエールら、現代の哲学者たちの仕事をアナーキーという切り口から批判的に読み解き、“統治されざるもの”という概念を浮き彫りにする。哲学の側がアナキズムに対して働いてきた「盗み」を告発し、哲学とアナキズムの果たされざる架橋を試みる、マラブー哲学の新たな到達点。

目次

  • 第1章 概観―水平線の測量
  • 第2章 アナーキーとアナキズムの切り離しについて
  • 第3章 合唱隊の長たちの徳―アリストテレス『政治学』におけるアルケーとアナーキー
  • 第4章 存在論的アナーキー―ライナー・シュールマンの旅、ギリシアからアンデスへ
  • 第5章 倫理的アナーキー―エマニュエル・レヴィナスにおける他律
  • 第6章 「責任ある=応答可能なアナキズム」―ジャック・デリダの権力欲動
  • 第7章 アナルケオロジー―ミシェル・フーコー、最後の統治
  • 第8章 瀆神するアナーキー―ジョルジョ・アガンベンのゾーン
  • 第9章 上演されるアナーキー―証言者なきジャック・ランシエール
  • 結論 アナキストであること

「BOOKデータベース」 より

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