半径5メートルのフェイク論「これ、全部フェイクです」

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半径5メートルのフェイク論「これ、全部フェイクです」

岡田憲治著

東洋経済新報社, 2024.8

Other Title

Fake

半径5メートルのフェイク論これ全部フェイクです

Title Transcription

ハンケイ 5メートル ノ フェイクロン コレ ゼンブ フェイク デス

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Description and Table of Contents

Description

青少年の刑法犯罪は増加の一途、生活保護費の不正受給が蔓延し財政が逼迫、競争社会の勝敗は「自己責任」、不登校の主原因は子ども本人と親の育て方、戦争の反対語は「平和」―「これ、全部フェイクです」スマホ、雑談に潜み、対話を阻む「もっともらしい」嘘を見抜く。

Table of Contents

  • 現実とは、目の前で起こっていることそのものである―実は、「よくできた嘘」のことを現実と呼んでいます
  • PTAは、教育委員会や公立学校の下部組織である―実は、「卓球愛好会」と同じく、PTAは任意団体です
  • NPOは非営利団体だから利益を出してはいけない―実は、利益を出し続けなければ、NPOは維持発展できないのです
  • スポーツ報道は、今日もスポーツの話を伝えている―実は、「気持ち」を尋ねるのが日本のスポーツ報道の特徴です
  • ベースボールは依然として日本の国民的娯楽の王様である―実は、日本のベースボールは衰退の危機に突入しています
  • どんな事態にも対応できるマニュアルを活用するのがリーダーです―実は、マニュアルが通じない事態にも対応できる知性がリーダーには必要です
  • 不登校の主な原因は、子ども本人と親の育て方である―実は、不登校の子どもにも親にも問題はありません
  • 衝突・対立する人との関係は「抜ける」と「耐える」である―実は、他者との関係づくりには「交渉する」という選択肢があります
  • 大学の存在意義は社会に貢献することである―実は、大学は常に反社会的であることを担保せねばなりません
  • 指導や規則をきちんと守る真面目な学生は男子より女子に多い―実は、性属性で社会行動が異なるなら、それは政治的対応かもしれません
  • 戦争の反対語は「平和」である―実は、「戦争」の反対語は「対話」です
  • 教育委員会は、首長にしたがう行政下部組織である―実は、教育委員会は「独立委員会」で、首長から独立した組織です
  • 中立こそ公平であるから、政治的な偏向があってはいけない―実は、政治的に中立のエリアなど、どこにもありません
  • 民主主義とは、多数決のことである―実は、民主主義と多数決はあまり関係がありません
  • 民主主義はもうオワコンである―実は、民主主義の目的とは協働に必要な「社会」を維持することです
  • 人間の過ちには時効がないから、それは糾弾し続けねばならない―実は、法やルールを用いて人を裁くときにはきちんとした手続きが必要です
  • 他人と過去は変えることができない―実は、関係の解釈を変えれば過去と他人は変えられます
  • 競争社会の優勝劣敗は、勤勉か怠惰かの自己責任である―実は、責任とは「失敗の後始末をすること」ではありません
  • 弱者叩きをしているのは、同じ社会的弱者である―実は、弱者叩きをしているのは「名づけられない」弱者です
  • 日本は大きな政府だから財政破綻の危機にある―実は、日本の政府は世界でも指折りの「小さな政府」です〔ほか〕

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Details

  • NCID
    BD08105697
  • ISBN
    • 9784492047712
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    326p
  • Size
    19cm
  • Classification
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