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英語で日本語を考える

片岡義男著

(ちくま文庫, [か-21-3])

筑摩書房, 2024.8

Title Transcription

エイゴ デ ニホンゴ オ カンガエル

Available at  / 45 libraries

Note

シリーズ番号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

例えば「地元産」は英訳すると“locally grown”。「産出された」あとの状態を示す「産」が“grow”という動詞を用いて表される、とても英語らしい言いかただ。この表現の違いとはなんだろう。英語を鏡にして写し出される日本語の構造や性能、また立ち現れてくる強さや弱さなどについて、小説家である著者が考える。

Table of Contents

  • 「いまどんなお気持ちですか」
  • 「そのへんはどうですか」
  • 「状況を説明してください」
  • 「あなたはどちらの意見をお採りになりますか」
  • 「こういう批判を、ご当人としてはどう受けとめますか」
  • 「―ということは考えられますか」
  • 「お知らせのあともニュースが続きます」
  • 「どういうことなのでしょうか」
  • 「―ということですか」
  • 「それが憲法とどう関係してくるのですか」
  • 「この問題に関して、首相が完全に的はずれであるというのが、情けない現実なのです」
  • 「今日のこの出来事を踏まえた上で、ほかにどのような点に注意したらいいのでしょうか」
  • 「あなたのおっしゃることの正当性がどのあたりにあるか、という問題になりますよねえ」
  • 「いくらですか」
  • 「価格破壊」
  • 「環境に優しい」
  • 「史上最悪の」
  • 「ただちに目に見えるかたちでの結果」
  • 「煙草を喫ってもいいですか」
  • 「この話を私から聞いたなんて、誰にも言ってはいけないのよ」〔ほか〕

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