写真はいつも世界の終わりを続ける
著者
書誌事項
写真はいつも世界の終わりを続ける
ブルーシープ, 2019.8
- タイトル別名
-
World's end
- タイトル読み
-
シャシン ワ イツモ セカイ ノ オワリ オ ツズケル
大学図書館所蔵 件 / 全1件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
著者「高橋」の「高」は「梯子高 (はしごだか)」の置き換え
内容説明・目次
内容説明
イギリス南部、原子力発電所のある町、ダンジェネス。映画監督のデレク・ジャーマンは、1986年、HIV感染の宣告を受けたことをきっかけに、この町に移り住む。打ち捨てられた小屋“プロスペクト・コテージ”を住まいにし、庭を作った。庭には、草花だけでなく、流木、腐った鉄など、海岸で拾い集められた漂流物を用いた造形が施された。写真家・高橋恭司は、ジャーマンが亡くなる直前の1992年にダンジェネスを訪れる。「そこは世界の終わりのような場所だった。同時に、そこには全てがあった」と、写真家は語る。ダンジェネスを訪ねてから約30年後に刊行する本書で、高橋は、世界の終わりがつづく現在の世界を見せる。2010年代後半のベルリン、ロンドン、東京郊外。時間と空間を隔てて撮影された写真たちが、連なり、混じり合ってゆく。「写真はいつも世界の終わりを続ける。」映像と写真の世紀にジャーマンが遺したものへの返答が、ここにある。
「BOOKデータベース」 より