コード・グレー : 救命救急医がみた医療の限界と不確実性

書誌事項

コード・グレー : 救命救急医がみた医療の限界と不確実性

ファーゾン・A・ナーヴィ [著] ; 桐谷知未訳

みすず書房, 2024.8

タイトル別名

Code gray : death, life, and uncertainty in the ER

コードグレー : 救命救急医がみた医療の限界と不確実性

タイトル読み

コード・グレー : キュウメイ キュウキュウイ ガ ミタ イリョウ ノ ゲンカイ ト フカクジツセイ

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注記

監修: 原井宏明

原著 (Simon & Schuster, 2022) の翻訳

文献あり

内容説明・目次

内容説明

「わたしは、たとえコード・ブルーやコード・ブラックに注目が集まりがちでも、結局のところ日々経験しているコード・グレー、つまり世界そのものに対して何を感じ、何を信じるかが試される微妙な瞬間こそが、救急室で、さらにはその外で遭遇する最も重要なドラマであることを学んだ」新型コロナウイルス禍、各国で救命救急室(ER)の逼迫がクローズアップされた。だが、コロナ禍以前からERの現場はとっくに危機を迎え、多くの医療従事者を失っていたのだ。ウイルスによってでなく、燃え尽き症候群や自殺によって―。花嫁衣裳のまま救急室に運び込まれ、処置のためにドレスを切り裂かれる女性。アルコール依存症のため毎日救急室と路上生活を行き来する男性。そして、ERでは治療することができず、見送ることしかできない患者たち…。ERの現場には、日々とてつもなく心を揺さぶられるシーンが訪れる。つねに死と向き合い、自身の善悪の概念を試され、複雑で予測不可能なERの現場。ニューヨークのERに勤める若き救急医が、率直な想いを巧みな構成で描くノンフィクション。

目次

  • 第1部(死を告げるもの;医学の学位と子犬の対決;命を救う行為の猛烈な勢い;オーケストラとひとりの観客;必死に手がかりを探して ほか)
  • 第2部(がんだった咳;ついに序章が始まった;お役所的な要求の不条理;死因―不明;知識は力か、無知こそ幸いか ほか)

「BOOKデータベース」 より

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