強い通貨、弱い通貨
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書誌事項
強い通貨、弱い通貨
(ハヤカワ新書, 032)
早川書房, 2024.8
- タイトル別名
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強い通貨弱い通貨
- タイトル読み
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ツヨイ ツウカ、ヨワイ ツウカ
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注記
主要参考文献: p297-299
内容説明・目次
内容説明
国際経済・金融の分析はミステリーと言って過言ではありません。圧倒的な覇権通貨であった英ポンドは二度の世界大戦の結果、20世紀前半に没落しました。金本位制という当時の硬直的なシステムの下では、それ以外の結果を想定するのは困難です。つまりポンドは、金本位制という「現場」で、世界大戦と大恐慌によって「殺された」のでした。もしドルが没落への道をたどる場合、ドルを「殺す」者は誰でしょうか?本書は今世紀半ばを想定していくつかの候補を検討し、一つの結論に達します。
目次
- 序章 鷲は舞い降りた―国際通貨覇権の淵源
- 第1章 幼年期の終り―ドルの誕生
- 第2章 死にゆく者への祈り―最初の基軸通貨英ポンドの凋落
- 第3章 黄金三角―短命に終わった基軸通貨としてのドル
- 第4章 ゴッドファーザー―生き延びたドル秩序
- 第5章 大いなる幻影―ユーロの挑戦
- 第6章 ¥の悲劇―地盤沈下する円
- 第7章 レッド・ドラゴン―人民元の興隆
- 第8章 電気羊の夢―デジタル・カレンシーの登場
- 第9章 アクロイド殺し―ドルを殺す者は誰か
- 第10章 そして誰もいなくなった?―国際通貨覇権の行方
「BOOKデータベース」 より