人間ならざるものと反政治の哲学 Philosophy of nonhuman and antipolitics

書誌事項

人間ならざるものと反政治の哲学 = Philosophy of nonhuman and antipolitics

浅沼光樹著

青土社, 2024.10

タイトル読み

ニンゲン ナラザル モノ ト ハンセイジ ノ テツガク

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注記

「ポスト・ヒューマニティーズへの百年」(青土社2022年刊)の姉妹篇

収録内容

  • ポスト・ヒューマンへの東洋的な見方
  • 日本哲学という意味の場
  • グラントのシェリング主義について
  • ドイツ観念論と思弁的実在論
  • 充足理由律の問題とメイヤスーの不在
  • 下方解体か掘削か
  • 思弁的実在論から加速主義へ
  • 新しい実在論
  • ガブリエルとポストモダン
  • いかにして哲学は現実に至るのか
  • 〈構成的退隠〉から〈無世界観〉へ
  • 形而上学の根本的問いに答える
  • 意味論的観念論の批判
  • 反政治と再自然化
  • 〈もの〉の政治的エコロジー
  • ポスト・トゥルースを突き抜ける新しい哲学の挑戦
  • 脱グローバリゼーションの存在論的基礎

内容説明・目次

内容説明

哲学はいかにして現実に至るのか。人間ならざるものとは、「いまだ」人間でないもの=自然であり、「もはや」人間でないもの=神々である。それらに浸透され、みずからが人間ならざるものとなった人間は、ただちに政治的動物としてではなく、非政治的なものへと開かれた存在として捉えることができる。新しい政治的関与の在り方は人間ならざる者の実存主義によって、本書においてはじめて哲学的に根拠づけられ、その真意が明らかにされるだろう。

目次

  • イティネラリウム―人間ならざるものから反政治へ
  • 第1部 戦後の京都学派の遺産(ポスト・ヒューマンへの東洋的な見方;日本哲学という意味の場)
  • 第2部 人間ならざるものと思弁的実在論(グラントのシェリング主義について;ドイツ観念論と思弁的実在論―メイヤスーとグラント ほか)
  • 第3部 新しい実在論と二つの実存主義(新しい実在論―フェラーリス・ボゴシアン・ガブリエル;ガブリエルとポストモダン―ボゴシアン『知への恐れ』評によせて ほか)
  • 第4部 反政治の政治学(反政治と再自然化;“もの”の政治的エコロジー―ベネットの生気的唯物論 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD09139195
  • ISBN
    • 9784791776702
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    326p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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