あの胸が岬のように遠かった : 河野裕子との青春
著者
書誌事項
あの胸が岬のように遠かった : 河野裕子との青春
(新潮文庫, 11939,
新潮社, 2024.11
- タイトル読み
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アノ ムネ ガ ミサキ ノ ヨウニ トオカッタ : カワノ ユウコ トノ セイシュン
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
2022年刊
内容説明・目次
内容説明
2010年、歌人河野裕子が乳がんのため亡くなった。夫で歌人の永田和宏は妻亡き後、二人の間で交わされた手紙300通と日記を発見する。そこにはもう一人の青年と永田との間で揺れ動く葛藤が綴られていた。“ふたりの人を愛しているとそのためにこんなにつらいと”。熱く性急で相手に誠実であろうとした故に傷つけあった二人の時間。不器用な男性と一途に人を愛した女性の愛と青春の記録。
目次
- 湖に降る雪ふりながら消ゆ
- 風のうわさに母の来ること
- 消したき言葉は消せざる言葉
- 手を触るることあらざりし口惜しさの
- わが十代は駆けて去りゆく
- 青春の証が欲しい
- さびしきことは言わずわかれき
- 二人のひとを愛してしまへり
- あの胸が岬のように遠かった
- きみに逢う以前のぼくに遭いたくて
- わが頬を打ちたるのちに
- わが愛の栖といえば
- はろばろと美し古典力学
- 泣くものか いまあざみさえ脱走を
- おほよその君の範囲を知りしこと
- 「夏がおわる。夏がおわる。」と
- 寡黙のひとりをひそかに憎む
- 今しばしわれを娶らずにゐよ
「BOOKデータベース」 より