キネマと文人 : 『カリガリ博士』で読む日本近代文学

書誌事項

キネマと文人 : 『カリガリ博士』で読む日本近代文学

川崎賢子著

国書刊行会, 2024.11

タイトル別名

キネマと文人 : カリガリ博士で読む日本近代文学

タイトル読み

キネマ ト ブンジン : 『カリガリ ハカセ』 デ ヨム ニホン キンダイ ブンガク

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

内容説明・目次

内容説明

パンデミックの時代、大震災の時代、革命と戦争の時代に、『カリガリ博士』は愛され、恐れられ、語り継がれた―。近代日本の文学者は『カリガリ博士』の何に魅せられ、そこから何を汲みとったのか。日本のモダニズム、ミステリ・ジャンル、幻想とホラー、表現主義の受容、そしてこの百年の映画と文学の深い交渉について考察する。

目次

  • 序章 百家争鳴―『カリガリ博士』を愛した日本文学
  • 第1章 佐藤春夫と『カリガリ博士』―「指紋」をクロースアップする
  • 第2章 江戸川乱歩と『カリガリ博士』―恐怖のメディアとしてのパノラマ
  • 第3章 谷崎潤一郎と『カリガリ博士』―映画哲学の挫折
  • 第4章 内田百閒と『カリガリ博士』―パンデミックの恐怖と幻想
  • 第5章 芥川龍之介と『カリガリ博士』―終焉の表現主義
  • 第6章 夢野久作と『カリガリ博士』―「ドグラ・マグラ」の父
  • 第7章 映画へ/映画から―尾崎翠の文学的転機
  • 第8章 尾崎翠と映画の厚み
  • 第9章 稲垣足穂―彗星と映画機械
  • 終章 『カリガリ博士』の呪いと祝福

「BOOKデータベース」 より

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