鋼の王国プロイセン : 興隆と衰亡1600-1947

Bibliographic Information

鋼の王国プロイセン : 興隆と衰亡1600-1947

クリストファー・クラーク [著] ; 小原淳訳

みすず書房, 2024.11

Other Title

Iron kingdom : the rise and downfall of Prussia, 1600-1947

Title Transcription

ハガネ ノ オウコク プロイセン : コウリュウ ト スイボウ 1600-1947

Available at  / 78 libraries

Note

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

Description and Table of Contents

Description

プロイセンの歴史を描き切り、歴史家クラークの名を世に知らしめた出世作。プロイセンを語らずしてヨーロッパを理解することはできないと鮮やかに示した本書は、プロイセン史の決定版として輝きを放っている。現在のオランダからリトアニアまで広がり、多くの民族、宗教、文化、社会を包み込んだプロイセンは、不毛な辺境の地から始まった。上巻は、小さな領土の集まりであったプロイセンがヨーロッパの大国になるまでを描く。神聖ローマ帝国の端で誕生し、三十年戦争、大選帝侯時代、ルター派とカルヴァン派、フリードリヒ大王時代、絶対主義的統治の限界、啓蒙主義の開花、対ナポレオン戦争の敗北、官僚による改革など、プロイセンがその姿をとる過程が明らかにされる。膨大な一次資料に基づき、多数の人物、様々な事件、対立する勢力、制度の変遷が複雑に絡む長大な歴史を、生き生きと手際よく語るのは、クラークの真骨頂と言えるだろう。ドイツ史、プロイセン史、そしてヨーロッパ史を知ろうとするさいの必読書。

Table of Contents

  • 第1章 ブランデンブルクのホーエンツォレルン家
  • 第2章 荒廃
  • 第3章 ドイツのなかの異常光
  • 第4章 王位の威厳
  • 第5章 プロテスタント諸派
  • 第6章 地域権力
  • 第7章 覇権争い
  • 第8章 敢えて賢こかれ!
  • 第9章 ヒュブリスとネメシス―一七八九〜一八〇六年
  • 第10章 役人が創った国

by "BOOK database"

Details

Page Top