宮内官僚森鷗外 : 「昭和」改元影の立役者
著者
書誌事項
宮内官僚森鷗外 : 「昭和」改元影の立役者
(角川新書, [K-473])
KADOKAWA, 2025.1
- タイトル別名
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宮内官僚森鷗外 : 昭和改元影の立役者
森鷗外 : 宮内官僚
- タイトル読み
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クナイ カンリョウ モリ オウガイ : 「ショウワ」カイゲン カゲ ノ タテヤクシャ
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
主要参考文献: p352-362
宮内官僚・森鷗外を巡る年表: p[16]-[17]
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
「昭和」は完璧な元号だった。「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が贈られてしまっていた…。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、鷗外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如何にして生まれたのか?「令和」改元の深層に迫った政治記者が、膨大な公文書の中に隠された晩年の暗闘に初めて光を当てる!軍医トップに登り詰めたエリート官僚として「早出晩退」で事務処理能力を発揮。本業に差し障る文筆活動が容認された背景に元老・山県有朋の後ろ盾があった。牧野伸顕宮内大臣の大規模リストラと対決。
目次
- 第一章 『普請中』の近代日本(混迷の「大正」改元;昭憲皇太后はなぜ誤りなのか;宮内省vs.内務省;『帝諡考』から『元号考』へ;漢学官僚の系譜)
- 第二章 宮内官僚 森鷗外(山県有朋の人脈;四つの歴史編纂事業;官制改革の影;大衆化する皇室;未完の歴史叙述)
- 第三章 官憲威力の容喙(着手しなかった事業;伊東巳代治総裁との確執;山県支配の崩壊;近代国家の「虚」を見つめる;遺言の謎)
- 終章 遺された思い(鷗外なき「昭和」改元;「石見人として死せんと欲す」)
「BOOKデータベース」 より