書誌事項

ライプニッツの最善世界説

ポール・ラトー著 ; 上野里華 [ほか] 訳

(知泉学術叢書, 36)

知泉書館, 2025.3

タイトル別名

Leibniz et le meilleur des mondes possibles

タイトル読み

ライプニッツ ノ サイゼン セカイセツ

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

原著 (Classiques Garnier, 2015) の翻訳

その他の訳者: 清水洋貴, 谷川雅子, 寺嶋雅彦, 根無一信, 林拓也, 三浦隼暉

監訳: 酒井潔, 長綱啓典

内容説明・目次

内容説明

ライプニッツの『弁神論』(1710年)は、ヴォルテールやカントによって誤解され、哲学史の中で長らく正当に評価されてこなかった。しかし本書では、『弁神論』が形而上学・認識論・倫理学・神学を統合した体系的な哲学書であり、近代哲学において決定的な役割を果たしたことを明らかにする。また本書は『弁神論』におけるライプニッツの議論を、その同時代の批判や受容史とともに分析する。さらに18世紀フランスにおける「オプティミスム論争」やカント、ヘーゲルからの批判・評価などを取り上げ、ライプニッツ思想の歴史的意義を検証する。本書は、『弁神論』の理論的意義とその影響を読み解き、ライプニッツ研究のみならず、近代思想の展開を理解するための必読の書である。

目次

  • 序章 弁神論―論証しない学知?
  • 第1部 諸可能世界の最善とは何か?(世界をつくるもの―共可能性、完全性、調和;ライプニッツにおける完全性、調和、そして神による選択―いかなる意味で世界は最善なのか?)
  • 第2部 最善なるものは進歩を排除するか?(永劫回帰に反して―1694‐1696年以前における世界の進歩と精神の至福;世界は進歩するのか?―ライプニッツにおける世界の進展モデル)
  • 第3部 諸精神の王国(精神の本性と特殊性;愛―同一性と表出)
  • 第4部 可能な最善の世界での行為(ライプニッツにおける道徳の地位とその諸原理の起源;無神論者は有徳でありうるか?)
  • 終章 フランスにおけるオプティミスムの運命(1710‐1765年)―あるいは「問題」としての弁神論

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD10924635
  • ISBN
    • 9784862854292
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xx, 616p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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