疫病と人文学 : あらがい、書きとめ、待ちうける
著者
書誌事項
疫病と人文学 : あらがい、書きとめ、待ちうける
岩波書店, 2025.2
- タイトル別名
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疫病と人文学 : あらがい書きとめ待ちうける
- タイトル読み
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エキビョウ ト ジンブンガク : アラガイ、カキトメ、マチウケル
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
参考文献あり
収録内容
- 暗中模索の人文学 / 藤原辰史 著
- 罰を受ける母親たち / 直野章子 著
- 水際のインターセクショナリティ / 新井卓 著
- 「健康」を賭した選択 / 香西豊子 著
- パンデミック下における仏教諸派の変貌 / リュウシュ マルクス 著
- 受肉化された「公衆」 / 香西豊子 著
- 日本資本主義のなかの流行性感冒 / 小堀聡 著
- 手洗いと石鹼の一〇〇年 / 岩島史 著
- 感染症予防啓発のメディア史 / 藤本大士 著
- 近世後期天草の疱瘡体験 / 東昇 著
- ウイルスの変容、ヒトの変容 / 粂田昌宏 著
- 「軍事空間」としてのパンデミック / 瀬戸口明久 著
- 手の不穏な物神性 / 酒井朋子 著
- 驚きを待ち受ける / 石井美保 著
- 「死者」からみる疫病 / 香西豊子 著
内容説明・目次
内容説明
私たちを不意打ちしたパンデミックに対して、人文学は無力だったのだろうか。―そうではない。私たちは過去の歴史に、あるいは人類の英知に、学ぶことができる。同じ過ちと苦しみを繰り返さないために―一三人の執筆者が、コロナ禍によってもたらされた傷を書きとめ、未来へと紡ぐ。暗中模索する人文学の、いまひとたびの挑戦。
目次
- 序章 暗中模索の人文学―つぎの疫病に向けて
- 1 疫病の現場から(罰を受ける母親たち―コロナ禍が映し出すジェンダー不平等とケアの危機;水際のインターセクショナリティ―わたしの身体のコロナ、汚れ敗北した、アーカイヴとしての;「健康」を賭した選択―予防接種の歴史からの問い;パンデミック下における仏教諸派の変貌―教義・法要・葬儀の視点から)
- 2 過去から現在を投影する(受肉化された「公衆」―近代日本の衛生における「公」と「私」;日本資本主義のなかの流行性感冒;手洗いと石鹸の一〇〇年―統治されない身体の可能性へ;感染症予防啓発のメディア史―戦前日本の衛生映画に注目して;近世後期天草の疱瘡体験―流行病が村や個人にもたらしたもの)
- 3 他者との遭遇と変貌(ウイルスの変容、ヒトの変容―いたちごっこと因果関係の循環;「軍事空間」としてのパンデミック―COVID‐19とマラリア;手の不穏な物神性―あいまいで多義的な手洗いについて;驚きを待ち受ける―人間−野生の関係と人獣共通感染症)
- 終章 「死者」からみる疫病
「BOOKデータベース」 より