闘う「不可触民」 : 周縁から読み直すインド独立運動
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闘う「不可触民」 : 周縁から読み直すインド独立運動
(問いつづける民衆史, 2)
有志舎, 2025.3
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闘う不可触民
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タタカウ「フカ ショクミン」 : シュウエン カラ ヨミナオス インド ドクリツ ウンドウ
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Note
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
主要参考文献一覧: 巻末p12-26
Description and Table of Contents
Description
「不可触民」―それはヒンドゥー教的観点から「不浄」と見なされる職業に従事し、それゆえに差別の対象となってきた人びとをいう。そして現代インドでは、公式には「不可触民」は存在しないことになっているが、実際には差別は存在し、それへの異議申し立てが行われ続けている。本書は、イギリス統治下において、そして独立運動が展開する過程においても、抑圧され周縁に追いやられた人びとが声を上げていく姿と、それをさらに抑圧し周縁に追いやろうとする人びとの相互作用、そしてナショナリズムが高揚し「インド国民」が定義されていく中でも、あえてそれに異議を唱え「非愛国的」とのレッテルを貼られながらも抵抗していく「不可触民」の行動原理を汲み上げる。
Table of Contents
- プロローグ 「マダム、私は不可触民ではない」
- 第一章 イギリス統治下のカースト制再編と「不可触民」
- 第二章 モンファド改革と非バラモン政権の誕生
- 第三章 模索する「不可触民」―自尊運動との関係
- 第四章 生きることと誇りをもつことの狭間で
- 第五章 政治の場で訴える―「不可触民」とサイモン委員会
- 第六章 政治の場で闘う―「不可触民」とガンディー
- 第七章 「不可触民」包摂の試みとその影響
- エピローグ 「インド国民」でもなく「タミル人」でもなく―闘いつづける「不可触民」
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