「第三帝国」以前の「第三の国」 : ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義

書誌事項

「第三帝国」以前の「第三の国」 : ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義

小黒康正

(九州大学人文学叢書, 24)

九州大学出版会, 2025.4

タイトル別名

The "third Reich" before the "Third Reich" : neo-Joachimism in Germany and Japan

Das „dritte Reich“ vor dem „Dritten Reich“ : Neo-Joachimismus in Deutschland und Japan

第三帝国以前の第三の国 : ドイツと日本におけるネオヨアキム主義

タイトル読み

ダイサン テイコク イゼン ノ ダイサン ノ クニ : ドイツ ト ニホン ニオケル ネオ ヨアキム シュギ

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

その他のタイトルはブックジャケットによる

参考文献: p255-262

内容説明・目次

内容説明

12世紀イタリア、フィオーレのヨアキムの歴史思想に由来する理念「第三の国」が、もともとナチスの「第三帝国」とは異なる意味で用いられ、19世紀後半から第一次世界大戦期までのヨーロッパやロシア、日本に多大な影響を与えたことは、いまだ学術的に究明されていない。本書では、イプセンやメレシコフスキー、カンディンスキー、トーマス・マンから日本の雑誌『第三帝国』にいたるまで、「第三帝国」das Dritte Reich以前の「第三の国」das dritte Reichをめぐる東西の言説を初めて本格的に検討し、未開拓領域の全容を明らかにする。

目次

  • 第一章 ネオ・ヨアキム主義
  • 補遺一 「第三帝国」研究における「第三の国」
  • 第二章 背教者ユリアヌス
  • 第三章 日本における「第三の国」
  • 第四章 東西交点としての「第三の国」
  • 第五章 異端の正統者ルードルフ・カスナー
  • 第六章 東方からの黙示
  • 第七章 ユーリウス・ペーターゼンの憧憬
  • 結び 「第三の国」の行方
  • 補遺二 日本におけるナチス研究の躓き

「BOOKデータベース」 より

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