フィールドにみえた「社会性」のゆらぎ : 霊長類学と人類学の出会いから
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フィールドにみえた「社会性」のゆらぎ : 霊長類学と人類学の出会いから
京都大学学術出版会, 2025.3
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フィールドにみえた社会性のゆらぎ : 霊長類学と人類学の出会いから
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フィールド ニ ミエタ「シャカイセイ」ノ ユラギ : レイチョウルイガク ト ジンルイガク ノ デアイ カラ
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Note
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
参考・参照文献: 各章末
Contents of Works
- 〈経済〉が変える親族・家族のかたち / 河合文著
- 組みかわる境界 / 川添達朗著
- 協働における「適切な距離」 / 岩瀬裕子著
- 「分かちあい」の進化 / 田島知之著
- わけるトウモロコシ、わけない肉 / 八塚春名著
- 霊長類学における「寛容社会」とは何か? / 貝ヶ石優著
- もめごとを避ける技、他者を赦す術 / 藤井真一著
- 「生き方」を捉えるものさし / 松本卓也著
- 同化するサル、教示を操るヒト / 園田浩司著
- 離れて集まるニホンザルの日常 / 西川真理著
- 狩猟採集民モーケンの離合集散 / 鈴木佑記著
- 環境としての他者 / 谷口晴香著
- 生態・生理・認知が交わるところ / 後藤健志著
- 〈社会性〉の諸相 / 河合文, 川添達朗, 谷口晴香著
Description and Table of Contents
Description
私達は、共通の言葉で話しているのか?―フィールドに境界はなく、また私達が想い描く「社会」もフィールドに行けばゆらぎはじめる。個体、群れ、環境、それぞれの境界がゆらぐとき、想像の「社会」もゆらぐ。気鋭の人類学者・霊長類学者らの応答からみえてきた、組み変わる境界。
Table of Contents
- 序論
- 第1部 まとまりのゆらぎ(〈経済〉が変える親族・家族のかたち―狩猟採集民バテッの「つながり」;組みかわる境界―ニホンザルのオスの空間的まとまりと相互行為;協働における「適切な距離」―スペイン・カタルーニャ州の「人間の塔」造りを事例に;「分かちあい」の進化―オランウータンの雌雄における分配ダイナミクス;わけるトウモロコシ、わけない肉―観光に従事する狩猟採集民ハッザの食物分配)
- 第2部 ゆらぐかかわり(霊長類学における「寛容社会」とは何か?;もめごとを避ける技、他者を赦す術―ソロモン諸島ガダルカナル島における利害調整と関係操作;「生き方」を捉えるものさし―ヒトとチンパンジーの生活史の種間比較を目指して;同化するサル。教示を操るヒト)
- 第3部 環境のゆらぎ(離れて集まるニホンザルの日常;狩猟採集民モーケンの離合集散;環境としての他者―ニホンザルのアカンボウの伴食相手の変化を事例に;生態・生理・認知が交わるところ―サイケデリック宗教の観点から考える社会性の進化)
- 〈社会性〉の諸相―人類学と霊長類学の接続可能性と特異性
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