傀儡化する傀儡師 : 芥川龍之介の文学

書誌事項

傀儡化する傀儡師 : 芥川龍之介の文学

早澤正人 [著]

鼎書房, 2025.2

タイトル読み

カイライカ スル カイライシ : アクタガワ リュウノスケ ノ ブンガク

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

収録内容

  • 大正期における芥川の心理学受容
  • 「地獄変」論
  • 「妖婆」論
  • 催眠術と芥川文学
  • 「奇怪な再会」論
  • 「偸盗」論
  • 「秋」論
  • 神経描写のレトリック
  • 傀儡化する「僕」
  • 「冬」論
  • 「素盞嗚尊」論
  • 「将軍」論
  • 「雛」論
  • 忌避される「男」性

内容説明・目次

内容説明

世の中は箱に入れたり傀儡師―ミステリーへと誘っていた傀儡師は、何故自ら傀儡へと化してしまったのか?芥川文学中期から晩年にかけての変貌を追う。

目次

  • 1 芥川文学におけるミステリー(大正期における芥川の心理学受容―「忠義」と「奇怪な再会」にみる狂気表象―;「地獄変」論―“地獄よりも地獄的な世界”の現出―;「妖婆」論―探偵小説の視点から―;催眠術と芥川文学―「南京の基督」における奇跡譚の可能性―;「奇怪な再会」論―境界をめぐる物語―)
  • 2 自意識から無意識へ(「偸盗」論―自意識と無意識―;「秋」論―作風変化の一側面―;神経描写のレトリック―「お富の貞操」試論―;傀儡化する「僕」―「蜃気楼」を中心に―;「冬」論―芥川晩年の修辞的技巧―)
  • 補遺 変容する父権

「BOOKデータベース」 より

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