傀儡化する傀儡師 : 芥川龍之介の文学
著者
書誌事項
傀儡化する傀儡師 : 芥川龍之介の文学
鼎書房, 2025.2
- タイトル読み
-
カイライカ スル カイライシ : アクタガワ リュウノスケ ノ ブンガク
大学図書館所蔵 件 / 全55件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
収録内容
- 大正期における芥川の心理学受容
- 「地獄変」論
- 「妖婆」論
- 催眠術と芥川文学
- 「奇怪な再会」論
- 「偸盗」論
- 「秋」論
- 神経描写のレトリック
- 傀儡化する「僕」
- 「冬」論
- 「素盞嗚尊」論
- 「将軍」論
- 「雛」論
- 忌避される「男」性
内容説明・目次
内容説明
世の中は箱に入れたり傀儡師―ミステリーへと誘っていた傀儡師は、何故自ら傀儡へと化してしまったのか?芥川文学中期から晩年にかけての変貌を追う。
目次
- 1 芥川文学におけるミステリー(大正期における芥川の心理学受容―「忠義」と「奇怪な再会」にみる狂気表象―;「地獄変」論―“地獄よりも地獄的な世界”の現出―;「妖婆」論―探偵小説の視点から―;催眠術と芥川文学―「南京の基督」における奇跡譚の可能性―;「奇怪な再会」論―境界をめぐる物語―)
- 2 自意識から無意識へ(「偸盗」論―自意識と無意識―;「秋」論―作風変化の一側面―;神経描写のレトリック―「お富の貞操」試論―;傀儡化する「僕」―「蜃気楼」を中心に―;「冬」論―芥川晩年の修辞的技巧―)
- 補遺 変容する父権
「BOOKデータベース」 より