日本における「近代政党」の誕生 : 戦前期島根県における憲政会・民政党勢力の展開
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日本における「近代政党」の誕生 : 戦前期島根県における憲政会・民政党勢力の展開
法律文化社, 2025.3
- タイトル別名
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日本における近代政党の誕生 : 戦前期島根県における憲政会民政党勢力の展開
近代日本地方政党史研究 : 島根県における政党勢力の展開
- タイトル読み
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ニホン ニオケル「キンダイ セイトウ」ノ タンジョウ : センゼンキ シマネケン ニオケル ケンセイカイ・ミンセイトウ セイリョク ノ テンカイ
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
ページ数の相違による別書誌あり
博士学位論文「近代日本地方政党史研究 : 島根県における政党勢力の展開 」(京都府立大学, 2022年提出) をもとに加筆・修正を加えたもの
参考文献: p251-261
収録内容
- 戦前の政党をめぐる論点
- 島根県における憲政会・立憲民政党勢力の形成と展開
- 戦前期地方政党組織論
- 一九三〇年代の二つの総選挙をめぐる二つの逆説
- 選挙粛正運動の展開とその限界
- 政党政治家のイメージ形成
- 「近代政党」の経験をどう見るか
内容説明・目次
内容説明
政党組織化はどのように進んだのか―近代日本において、「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。本書では島根県に焦点を当て、若槻礼次郎の個人後援会「克堂会」を中心に憲政会・民政党の組織網の整備が進んだ経緯を解明する。他方で、民意糾合のため基本政策に対外強硬策が盛り込まれたことによって政党内閣の前提となるべき協調外交の可能性が失われたことを明らかにする。また、若槻が立身出世を体現する人物として地域に定着していった経緯と背景を説明し、戦前の政治家と社会の関係に新たな視座を与える。
目次
- 序章 戦前の政党をめぐる論点
- 第1章 島根県における憲政会・立憲民政党勢力の形成と展開―大正・昭和戦前期の「近代政党」への転換の構造―
- 第2章 戦前期地方政党組織論―立憲民政党島根支部の構造と特徴―
- 第3章 一九三〇年代の二つの総選挙をめぐる二つの逆説―第一九回衆院選(一九三六年)と第二〇回衆院選に見る政党の変容と低迷―
- 第4章 選挙粛正運動の展開とその限界―「政党排除論」をめぐる攻防―
- 第5章 政党政治家のイメージ形成―若槻礼次郎に見る政治家のイメージ形成―
- 終章 「近代政党」の経験をどう見るか
「BOOKデータベース」 より