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内灘闘争のカルチュラル・スタディーズ : アメリカ軍基地をめぐる風と砂の記憶

稲垣健志編著 ; 本康宏史 [ほか著]

青弓社, 2025.5

Other Title

内灘闘争のカルチュラルスタディーズ

Title Transcription

ウチナダ トウソウ ノ カルチュラル・スタディーズ : アメリカグン キチ オ メグル カゼ ト スナ ノ キオク

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Note

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

その他の著者: 小笠原博毅, 星野太, 高原太一, 板倉史明, 井上法子

Contents of Works

  • 内灘闘争の記憶と文化表象 / 本康宏史 著
  • 内灘闘争の「遺産化・文化財化」に抗う / 稲垣健志 著
  • 内灘に耳を傾ける技術 / 小笠原博毅 著
  • 砲撃音のルポルタージュ / 星野太 著
  • 砂とむしろとカメラ / 高原太一 著
  • 『非行少女』に描かれた内灘闘争は敗者を隠蔽する / 板倉史明 著
  • 短歌での「叙事詩」の可能性 / 井上法子 著

Description and Table of Contents

Description

戦後初の全国的な基地反対運動である内灘闘争。その記憶にアート/展示、音/ノイズ、ルポルタージュ、写真、映画、短歌という文化の視点から光を当てて、「基地問題」と私たちの日常を接続させる回路を作り出す。闘争の記憶に新たな輪郭と可能性を読み解く実践的な成果。

Table of Contents

  • 第1章 内灘闘争の記憶と文化表象(内灘基地反対闘争の経緯;内灘闘争と文化表象;闘争の終焉と記憶)
  • 第2章 内灘闘争の「遺産化・文化財化」に抗う―「内灘闘争―風と砂の記憶」展をめぐって(文化を「遺産化・財化」するということ;「内灘闘争―風と砂の記憶」展2018;「内灘闘争―風と砂の記憶」展2021・2022)
  • 第3章 内灘に耳を傾ける技術―風と砂だけではない「戦後史」を聞く(すべての音は原初においてノイズである;一九五三年三月十八日、北陸放送ラジオ『録音 内灘試射場から』;声は歌にあらず、歌は声にあらず;音を分ける政治―宮崎竜成『(●)』に寄せて;事実が音に力を与える;「耳を傾ける技術」;音と生活;戦争の「音の風景」;録音された音であっても音の風景を台無しにはしない)
  • 第4章 砲撃音のルポルタージュ―現在の会、伊達得夫、内灘闘争 星野(ルポルタージュ;伊達得夫とは誰か;内灘―私たちの報告;ルポルタージュの理念;内灘闘争をめぐる報道)
  • 第5章 砂とむしろとカメラ―内灘の土門拳(土門拳『内灘闘争 むしろ旗』;岡本太郎との対談;『じゃんけん陣とり』と『内灘接収反対祈願祭』;内灘の子たちの作文;土門が写した「歴史」とは;『団結小屋での座り込み』)
  • 第6章 『非行少女』に描かれた内灘闘争は敗者を隠蔽する(映画『非行少女』の企画から完成まで;補償金に関するシナリオの変更点)
  • 第7章 短歌での「叙事詩」の可能性―歌集『内灘』の“風”と“砂”の歌に着目して(目的;『内灘』について;『内灘』読解;考察とまとめ)

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