「滅び」と生きる : 宮崎県椎葉村における種間関係の動態
著者
書誌事項
「滅び」と生きる : 宮崎県椎葉村における種間関係の動態
京都大学学術出版会, 2025.5
- タイトル別名
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滅びと生きる : 宮崎県椎葉村における種間関係の動態
- タイトル読み
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「ホロビ」ト イキル : ミヤザキケン シイバソン ニオケル シュカン カンケイ ノ ドウタイ
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
参考文献: p260-268
収録内容
- 序
- 椎葉村の生活世界
- 「先祖の田」の生成
- 「害獣」を仕留め山の神に捧げる
- 猿害から生成される「サルの祟り」の多層性
- 大型囲いワナが椎葉村に設置されるとき
- 猟犬の「変身」
- 養蜂をめぐるハイブリッド・コミュニティの生成
- ニホンミツバチの減少と養蜂の変容
- シカ肉のジビエ利用をめぐる考察
- 考察と結論
内容説明・目次
内容説明
「秘境」…宮崎県椎葉村。かつて狩猟採集や焼畑を生業としたこの土地にも、大きな変化が訪れている。国の植林政策や保護政策が山を変え、養蜂が衰退する一方、シカ肉の商品化に乗りだす。ヒトもまた動植物と新たに出会い、関係を結びなおす今、農山村を見つめる目にも変化が起きている。新たな種の交渉。それが示すのは滅びか?希望か?種の交渉をミクロに見つめ、不安定な世界を生き抜く知恵と技をつむぐ。
目次
- 第1部 変わりゆく山村、生業、人々と土地の関係性(椎葉村の生活世界;「先祖の田」の生成―限界集落における稲作の動態)
- 第2部 獣害:野生動物と人々との関わり合いの諸相(「害獣」を仕留め山の神に捧げる―イノシシ・シカの狩猟と有害鳥獣捕獲との関連について;猿害から生成される「サルの祟り」の多層性;大型囲いワナが推葉村に設置されるとき―サル捕獲機具の開発と利用をめぐる考察)
- 第3部 家畜化―複数種の協働をめぐる諸相(猟犬の「変身」―猟師と猟犬の接触領域に着目して;養蜂をめぐるハイブリッド・コミュニティの生成―知覚を通じた複数種間の交渉に着目して;ニホンミツバチの減少と養蜂の変容)
- 第4部 シカ肉の商品化―ジビエ事業の拡大とシカ‐人関係の変容(シカ肉のジビエ利用をめぐる考察―宮崎県の山間部におけるシカ肉生産の過程に着目して;考察と結論)
「BOOKデータベース」 より


