偏奇館焼亡から最期の日まで
著者
書誌事項
偏奇館焼亡から最期の日まで
(新潮選書, . 荷風の昭和||カフウ ノ ショウワ ; 後篇)
新潮社, 2025.5
- タイトル読み
-
ヘンキカン ショウボウ カラ サイゴ ノ ヒ マデ
大学図書館所蔵 件 / 全61件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
「波」2018年6月号から2024年8月号連載を大幅に加筆改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
昭和と対峙し続けた荷風は奇人と見られながら戦後を生き抜く。永井荷風の精神を支えた大量の蔵書と共に、偏奇館は空襲で焼け落ちた。戦後、老いた荷風は戦災のトラウマに悩まされ、奇人として有名になる。しかし尚も権威を嫌い、新憲法を嗤い、ストリップを楽しんで、市井の男女の情愛を描き続けた。著者自ら「これを書きあげたらいつ死んでもいい」と筆を振るった、荷風論にして昭和論の金字塔!
目次
- 鰹節と日米開戦
- 太平洋戦争下の日々
- 戦時下にも「別天地」あり
- 建物疎開続く
- 空襲下の日々
- 偏奇館燃ゆ
- 偏奇館を焼かれたあと
- 東中野で五月二十五日の大空襲に遭う
- 明石での束の間の平穏
- 岡山で四たび空襲に遭う
- 岡山空襲のあとで
- 終戦まで―勝山で谷崎に会う
- 戦時下に書かれた小説「踊子」『浮枕』など
- 戦時下に書かれた『問はずがたり』のこと
- 岡山を去る日
- 岡山から熱海へ
- 熱海での日々
- 大家の復活
- 熱海から市川へ
- 占領下の市川〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より