雨を操る : 森林保護思想の変遷から読み解く気候安定化への道

Bibliographic Information

雨を操る : 森林保護思想の変遷から読み解く気候安定化への道

ブレット・M.ベネット, グレゴリー・A.バートン著 ; 黒沢令子訳

築地書館, 2025.5

Other Title

Saving the world : how forests inspired global efforts to stop climate change from 1770 to the present

Title Transcription

アメ オ アヤツル : シンリン ホゴ シソウ ノ ヘンセン カラ ヨミトク キコウ アンテイカ エノ ミチ

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Note

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

翻訳の対象: Saving the world : how forests inspired global efforts to stop climate change from 1770 to the present / by Brett M. Bennett and Gregory A. Barton. First published by Reaktion Books, London, UK, 2024

参考文献: p248-255

Description and Table of Contents

Description

近世初頭の気候に関する思想史、ヨーロッパの科学界に「森林破壊で降雨量が激減する」という考えが広まった経緯、農民や地主を苦しめた帝国主義時代インドの林業改革、森林と降雨をめぐる議論で引き起こされた政治的対立、気候を人工的に制御する気候工学の出現、雨水の循環における森林の重要性が軽視された時代、そして水分子の測定技術向上によって森林が再評価されるようになった現代の科学界―。国家・市民・科学者それぞれの立場から時に支持され時に否定されてきた「森林の気候調節説」と、その復活の軌跡。

Table of Contents

  • 序章 森林の気候調節説の忘れられた歴史
  • 第1章 新世界の名誉救済
  • 第2章 気候変動が悪になった時代
  • 第3章 気候変動の防止策―イギリス領インドの場合
  • 第4章 森林の気候調節説アメリカで否定される
  • 第5章 世界の砂漠化を防ぐ
  • 第6章 潰えた砂漠緑化の夢
  • 第7章 見直された森林と降雨のつながり
  • 結び 気候変動史を読み解く

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