自滅帳
著者
書誌事項
自滅帳
晶文社, 2025.9
- タイトル読み
-
ジメツチョウ
大学図書館所蔵 件 / 全13件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
内容説明・目次
内容説明
本書は「自滅」をみつめる精神科医・春日武彦氏による不穏な論考である。自殺と違い、必ずしも死という到達点をもたない因業な術、そこに人はなぜ引きずり込まれ沈みゆくのか―。滅びのその姿には、絶望、悲しみ、陶然とした安らぎすら存在し、私たちの心の奥底にある「死の欲動」をざわつかせる。古今東西の自滅の物語群の前後に自身の記憶の断片や妄想の切れ端を配した断章の「距離感」から、自滅の存在する意味がぞろり浮かび上がる。詩情をたたえた不気味な営み、それが目の前に放り出されていることに私たちはいまさら気づかされる。またしても不届な十二の終末譚と付録ひとつ、その名は「自滅帳」。
目次
- 01 淫景 松本清張『断崖』
- 02 満ち足りた生活 デルフィーヌ・ド・ヴィガン『子供が王様』
- 03 いじましい人 吉行淳之介『痴』
- 04 束の間の救い パトリシア・ハイスミス『手持ちの鳥』
- 05 トランジスターグラマー 林芙美子『牛肉』
- 06 死に際して思い返す景色 ウィリアム・トレヴァー『ピアノ調律師の妻たち』
- 07 なめるなよ 笠原淳『サイモンの塔』
- 08 異物 H・E・ベイツ『愛ならぬ愛』
- 09 不死の人 丹羽文雄『虚実』
- 10 はたらくこども アレクサンダー・マクラウド『ループ』
- 11 隻脚の画家 有馬頼義『小隊長、前へ』
- 12 蟹っぽい ジョン・チーヴァー『ライソン夫妻の秘密』
- 付録 犀を贈る トム・フランクリン『ダイノソア』
「BOOKデータベース」 より
