無縁・公界・楽 : 日本中世の自由と平和

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無縁・公界・楽 : 日本中世の自由と平和

網野善彦著

(平凡社選書, 58)

平凡社, 1978.6

Other Title

無縁公界楽 : 日本中世の自由と平和

Title Transcription

ムエン・クガイ・ラク : ニホン チュウセイ ノ ジユウ ト ヘイワ

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Description and Table of Contents

Description

遍歴漂泊する職人・芸能民・勧進聖など、中世に生きた「遊手浮食の輩」と呼ばれる人々に注目し、歴史の表舞台に登場しないこの無名の人々のとり結ぶ、世俗の人間関係とは「無縁」な関係を追究する。「無主」「無縁」の原理を担った人々の力こそ、真に歴史を動かしてきた弱者の力であるという著者の主張は、従来の日本史像の一面体を拒否するとともに、人類共同体のあり方について、すぐれて普遍的な問題を提起する。

Table of Contents

  • 「エンガチョ」
  • 江戸時代の縁切寺
  • 若狭の駈込寺—万徳寺の寺法
  • 周防の「無縁所」
  • 京の「無縁所」
  • 無縁所と氏寺
  • 公界所と公界者
  • 自治都市
  • 一揆と惣
  • 十楽の津と楽市楽座
  • 無縁・公界・楽
  • 山林
  • 市と宿
  • 墓所と禅律僧・時衆
  • 関渡津泊、橋と勧進上人
  • 倉庫、金融と聖
  • 遍歴する「職人」
  • 女性の無縁性
  • 寺社と「不入」
  • 「アジール」としての家
  • 「自由」な平民
  • 未開社会のアジール
  • 人類と「無縁」の原理

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Details

  • NCID
    BN0032135X
  • ISBN
    • 4582822584
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    269p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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