ウィーン精神 : ハープスブルク帝国の思想と社会 : 1848-1938
Author(s)
Bibliographic Information
ウィーン精神 : ハープスブルク帝国の思想と社会 : 1848-1938
みすず書房, 1986
- 1
- 2
- Other Title
-
The Austrian mind : an intellectual and social history, 1848-1938
- Title Transcription
-
ウィーン セイシン : ハープスブルク テイコク ノ シソウ ト シャカイ : 1848-1938
Available at 260 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Note
参考文献: 2: 巻末p [23] -42
Description and Table of Contents
- Volume
-
1 ISBN 9784622017684
Description
本書は、ウィーンを中心に、1938年オーストリアのナチス・ドイツへの併合によって終焉を迎えるハープスブルク帝国世界を描くものである。現在、想起されることの少ないヨーロッパ最後の大帝国。しかし、そこにはまれに見る豊かな文化が息づいていた。クリムト、マーラー、シェーンベルクらの芸術家をはじめ、フロイト、ブレンターノ、フッサール、ブーバー、ヴィトゲンシュタイン、ルカーチなど、20世紀思想の出発点となった思想家の大半がそこには含まれている。本書は70余名を対象に、なぜウィーン、ハープスブルク帝国から、これほどの画期的な思想が生み出されたのかを探究する。叙述は、政治、経済、法律、歴史、哲学、宗教、文学、音楽、造形芸術、医学、心理学、都市計画等々、ハープスブルク帝国において重要なすべての分野にわたっている。
Table of Contents
- 第1部 ハープスブルク帝国の官僚制—惰性と革新(バロックからビーダーマイアーへ;皇帝とその宮廷;官僚国家としての帝国;官僚としての経済学者;法学者;オーストリア派マルクス主義者)
- 第2部 ウィーンの耽美主義(逸楽の民とフユトニストたち;音楽家と音楽批評家;造形美術;耽美主義の批判者たち)
- 第3部 実証主義と印象主義の奇妙な共生(死への想念;科学哲学者たち;言語哲学者たち;対話の哲学;フロイトと医学;フロイトとウィーン;フロイトと門弟たち)
- Volume
-
2 ISBN 9784622017691
Description
ウィーンには多様な民族が住み、自分たちの民族性をそこに持ち込み統合して〈ウィーン気質〉ともいうべきものを作り上げた。また、すぐれた人物がウィーンに出て活躍し、ウィーンの知的生活を豊かにした。ボヘミア・モラヴィアからはフロイト、フッサール、マーラー、ケルゼン、シュンペーターなど、ハンガリーからはヘルツル、ヘルツカなどである。これらの地域に独自の思想を探ってこそ〈ウィーン精神〉も明確になる。第2巻はとくにボヘミア、ハンガリーに照明を当てる。ボヘミアやハンガリーをも視野に収めてハーブスブルク帝国文化の全体像を描くのは、本書が初の試みである。本書が描き出そうとしているものは、まさにこの文化的複合体としての帝国の統一像に他ならない。それを、副題にもある通り、3月革命の起こった1848年から、オーストリアがナチス・ドイツに併合される1938年までの約1世紀間にわたって概観しようとしたのである。
Table of Contents
- 第4部 ボヘミアの改革派カトリシズム(プラハのマルキオン派;ライプニツの調和の世界;フランツ・ブレンターノと門弟たち;ライプニツ思想の末裔;貴族の平和運動家たち;社会ダーウィニズム—ライプニツの伝統の崩壊)
- 第5部 ハンガリーの幻想信仰(ハンガリーの社会と知識人;ハンガリーの生んだユートピアンたち;知識社会学—ハンガリー人の常識から生まれた学問;精神分析学者と映画評論家)
- 第6部 現代を予言した人々(陽気な黙示録)
by "BOOK database"