エソロジーと精神医学 : 進化理論から見た精神病理
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書誌事項
エソロジーと精神医学 : 進化理論から見た精神病理
星和書店, 1986.3
- タイトル別名
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Ethological psychiatry : psychopathology in the context of evolutionary biology
- タイトル読み
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エソロジー ト セイシン イガク : シンカ リロン カラ ミタ セイシン ビョウリ
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内容説明・目次
内容説明
エソロジーによって精神医学の視野は拡大し、その精密さは高まり、精神医学の目的を達成するために不可欠なデータやより包括的な説明体系が得られる。本書において編集者は、動物研究の価値を強調してきた。行動の動物モデルは、たまたま理論的に類似しているというだけのもではない。ヒトは、きわめて驚嘆すべき動物ではあるけれども、突然この世に現れたわけではないことも真実である。あらゆる行動を進化の観点からみることにより、今までのさまざまな理論に欠けていた包括的な理論的基盤が精神医学に与えられる。
目次
- 第1章 エソロジー—精神医学と行動研究とを結ぶもの
- 第2章 ヒトの神経症における動物研究の意義
- 第3章 精神異常のモデル—エソロジーと精神医学から得られたもの
- 第4章 動物とヒトの行動—種の間で一般化を行なうための指針
- 第5章 精神療法のための社会生物学入門
- 第6章 精神病棟における個人ナワバリと相互交渉ナワバリ—空間欲求の非言語的コミュニケーションに関する研究
- 第7章 四つの精神科病棟で見られた行動の社会生態学的解釈
- 第8章 心の下部構造
- 第9章 対敵行動—その適応的な機構と不適応的な機構
- 第10章 エソロジーを基礎とした精神療法をめざして
「BOOKデータベース」 より