ホテル・ニューハンプシャー
著者
書誌事項
ホテル・ニューハンプシャー
(新潮・現代世界の文学)
新潮社, 1986.6
- 上
- 下
- タイトル別名
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The hotel New Hampshire
- タイトル読み
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ホテル ニューハンプシャー
電子リソースにアクセスする 全2件
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ホテル・ニューハンプシャー (下)
1986.6
限定公開 -
ホテル・ニューハンプシャー (下)
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ホテル・ニューハンプシャー (上)
1986.6
限定公開 -
ホテル・ニューハンプシャー (上)
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784105191016
目次
「ガープの世界では、我々はすべて死に至る患者である」と、かつてアーヴィングは書いた。ここ、ホテル・ニューハンプシャーでも、人々はみな傷つき、病んでいる。ベリー家の長男フランクはホモ、次女リリーは小人症、末っ子エッグは難聴で、長女フラニーと次男ジョンは互いに深く愛しあっている。そして父親はつねに未来に生き、現実とうまく折りあえない。子供たちはそれぞれの傷を抱いたまま、父親の夢の中で成長してゆく…。外に向かって開かれたホテル—そこにはあふれるほどのセックスと暴力がある。けんか、レイプ、飛行機事故、売春、テロ。だが、にもかかわらず物語は、明るさと力強さ、不思議な美しさを失わない。一家の中の作家、つねに大きくなろうと努力し続け、『大きくなろうとして』というベストセラーでデビューし、やがて「充分大きくなれませんでした」という遺書を残して開いた窓から飛び降りることになる小さなリリーは、こう書いている。「あらゆるものはおとぎ話である」と。そしてこの物語もまた、ひとつのおとぎ話—現実というおとぎ話の中で、傷つき血を流し死んでゆくすべての人々に贈る、愛のおとぎ話である。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784105191023
内容説明
家族でホテルを経営したいという、風変わりでかつ魅惑的な夢に憑かれた父親、優しい母親と個性あふれる五人の子供たち、老いぼれ犬と二頭の利口な熊、そして三つの“ホテル・ニューハンプシャー”をめぐる、これは美しくも哀しい、愛と死と暴力とセックスのおとぎ話である…。袋小路の現代文学に、ベストセラー『ガープの世界』で殴り込みをかけ、物語を読む原初的な快楽をみごとに甦らせた、「今いちばん刺激的な作家」ジョン・アーヴィングが渾身の力をこめて放つ、’80年代文学の最高峰。
「BOOKデータベース」 より