日本近代国家の法構造
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書誌事項
日本近代国家の法構造
木鐸社, 1983.2
- タイトル読み
-
ニホン キンダイ コッカ ノ ホウ コウゾウ
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注記
内容:内容: はしがき(日本近代法制史研究会一同), 第一部: 制度篇(第一章: 統治制度(一「ある大字にみる天皇制支配の展開」-五「朝鮮植民地支配における軍事的性格」), 第二章: 経済制度(一「日清「戦後経営」と地方勧業法制」-四「工場法と公害行政の展開」), 第三章: 「家」制度(一「明治民法施行以後における夫婦財産関係」, 二「民法改正要綱における廃戸主制度の導入とその意味」)), 第二部: 思想篇(第一章: 天皇制法思想(一「天皇大権概念の形成」, 二「地域にあらわれた明治初期の天皇制的法思想」), 第二章: 憲法思想(一「明治八年・ボアソナード《憲法論》再論」, 二「一木喜徳郎の法律概念」), 第三章: 民衆の法思想(一「自由党成立前後の組織路線」-三「明治後期の権利闘争の一事例」), 第四章: 司法制度思想(一「天皇制法体制と陪審制度論」)), 執筆者紹介
日本近代法制史研究会100回と熊谷開作の還暦を祝う論文集
収録内容
- ある大字にみる天皇制支配の展開 / 中塚明 [執筆]
- 農商務省の創設と勧業法制 : その治安対策的意義について / 山中永之佑 [執筆]
- 近代天皇制国家の政教関係 / 平野武 [執筆]
- 明治期の町村自治に関する一視点 : むら有力者層と行政訴訟 / 石川一三夫 [執筆]
- 朝鮮植民地支配における軍事的性格 : 日露戦争下およびその直後を中心に / 多胡圭一 [執筆]
- 日清「戦後経営」と地方勧業法制 : 第四次・第五次勧業会設置の意義を中心に / 中尾敏充 [執筆]
- 自作農創設維持補助規制について : 立法過程からみたその性格 / 広瀬正明 [執筆]
- 労働争議と調停法体制 / 矢野達雄 [執筆]
- 工場法と公害行政の展開 / 小田康徳 [執筆]
- 明治民法施行以後における夫婦財産関係 : 夫婦財産契約の実例を素材とする一考察 / 白石玲子 [執筆]
- 民法改正要綱における廃戸主制度の導入とその意味 / 近藤佳代子 [執筆]
- 天皇大権概念の形成 : 明治天皇制の一断面 / 石尾芳久 [執筆]
- 地域にあらわれた明治初期の天皇制的法思想 : 岡山における日蓮宗不受不施派の「信教の自由」と「神道国教化」との対抗を中軸として / 後藤正人 [執筆]
- 明治八年・ボアソナード《憲法論》再論 / 向井健 [執筆]
- 一木喜徳郎の法律概念 : 『日本法令予算論』の検討 / 岩村等 [執筆]
- 自由党成立前後の組織路線 / 武田敏朗 [執筆]
- 「天賦人権」と「優勝劣敗」 : 「人権論争」を手がかりに / 森一貫 [執筆]
- 明治後期の権利闘争の一事例 : 未解放部落民の平等入会要求 / 井ヶ田良治 [執筆]
- 天皇制法体制と陪審制度論 / 利谷信義 [執筆]