X線からクォークまで : 20世紀の物理学者たち
著者
書誌事項
X線からクォークまで : 20世紀の物理学者たち
みすず書房, 1982.12
- タイトル別名
-
From X-rays to quarks : modern physicists and their discoveries
Personaggi e scoperte nella fisica contemporanea
- タイトル読み
-
Xセン カラ クォーク マデ : 20セイキ ノ ブツリ ガクシャ タチ
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-
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注記
原著 (Arnold Mondadori, 1976) の改訂英訳版 (W.H. Freeman, 1980) の翻訳
参考文献: p419-431
内容説明・目次
内容説明
未知の放射線(X線)の発見により第1回ノーベル物理学賞に輝いたレントゲンから、ゲルマンらによる「クォーク」説の導入に至る20世紀物理学の発展を、湯川・朝永両博士をも含む主だった物理学者たちの人物伝で綴った現代物理学入門である。ベクレル、キュリー夫妻、ラザフォードなど、今世紀の物理学の世界にきら星のごとく登場した巨人の名を章(または節)の標題として揚げ、その人物と業績、相互の交流と論争が紹介されている。著者自身の見聞によるエピソードも随所に散りばめられ、「物理学者列伝」として親しみやすい読み物となっている。
目次
- 序論
- H.ベクレル、キュリー夫妻、放射能の発見
- 新世界でのラザフォード—元素の壊変
- 心ならずも革命家になったプランク—量子化の考え
- アインシュタイン—新しい考え方、空間、時間、相対性、量子
- サー・アーネスト、ネルソンのラザフォード卿
- ボーアと原子モデル
- ついに本当の量子力学が現われる
- 奇跡の年1932年—中性子、陽電子、重水素、その他の発見
- エンリコ・フェルミと核エネルギー
- E.O.ローレンスと粒子加速器
- 原子核を越えて
- 古い切り株から出てきた新しい枝
- おわりに
「BOOKデータベース」 より