多国籍企業はどこへ導くか : 「ナショナルなもの」の弱体化と統合世界の形成
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多国籍企業はどこへ導くか : 「ナショナルなもの」の弱体化と統合世界の形成
同文館出版, 1986.5
- タイトル読み
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タコクセキ キギョウ ワ ドコ エ ミチビクカ : ナショナルナ モノ ノ ジャクタイカ ト トウゴウ セカイ ノ ケイセイ
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内容説明・目次
内容説明
本書の、表題の含意は、現代世界経済の推進力たる多国籍企業が世界経済の新たな構造を構築しつつあるが、その新世界構造は、一過性ではない重層性を特質とし、その際運動方向としては、企業レベルでの(=多国籍企業による)統合を主軸にして、産業を国レベルでの統合も漸次押しすすめられていく、との筆者の21世紀につらなる世界経済展望にある。そして本書はとりあえずそのために、現段階の世界経済の構造と到達水準を明らかにするという意図を示しているのである。
目次
- 第1部 アメリカ多国籍企業の世界的展開(第1章 アメリカ製造業多国籍企業世界貿易網の発展水準と産業の性格;補論 企業内貿易(Intra—Firm Trade)の概念とその理論的含意—G.K.ヘライナーの研究を通して;第2章 アメリカ製造業における多国籍企業世界網と企業内国際技術移転)
- 第2部 直接投資と経済開発(第1章 現代直接投資における新潮流;第2章 ニックス化の性格と条件について——シンガポールを通して;第3章 中国直接投資導入政策の特質について)
- 第3部 世界経済における日米の位置(第1章 アメリカ企業と日本企業の「多国籍」化に関する1考察;第2章 日本企業国際化の新動向と世界経済における日本の位置;補論 日米繊維交渉と沖縄返還)
- 第4部 世界経済の新構図(第1章 経済学における客観的法則の意義と現代;第2章 現代世界経済分析における「統合化論」の位置)
「BOOKデータベース」 より