書誌事項

魯迅 : 「故郷」の風景

藤井省三著

(平凡社選書, 100)

平凡社, 1986.10

タイトル別名

魯迅 : 故郷の風景

タイトル読み

ロジン : コキョウ ノ フウケイ

内容説明・目次

内容説明

本書は、魯迅の作品のなかでもなじみ深い「故郷」「野草」「『吶喊』自序」などの諸作品を扱うが、〈希望〉〈寂寞〉〈復讐〉というキー・テーマを犀利な筆で解析し、魯迅文学の内奥にさらに歩を進めて迫る。中国の近代の文学と精神史に不朽の光芒を失なわぬ魯迅が歿してあたかも50周年、気鋭の研究家による快著。

目次

  • 故郷の風景(ひとすじの光芒—チリコフ;「故郷」論)
  • 「希望の論理」の展開(「故郷」の位相;ボルシェヴィズムと人類主義;寂寞の時代における魯迅)
  • 復讐の文学(演者と観衆—詩人のイメージ;アルツィバーシェフ—「復讐」の章;長谷川如是閑—「復讐」の章(続);「人の子」の後日譚—「復讐その2」の章;愛と憎の止揚—「希望」の章)
  • 附論(中国におけるバイロンの受容—章炳麟・魯迅・蘇曼殊;魯迅・周作人における「ネーション」と文学)

「BOOKデータベース」 より

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