終末の文学
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終末の文学
(矢内原伊作の本, 2)
みすず書房, 1987.1
- タイトル読み
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シュウマツ ノ ブンガク
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矢内原伊作の本
2 (終末の文学) 1987
限定公開 -
矢内原伊作の本
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内容説明・目次
内容説明
「文学—それはぼくとぼくをとりまく謎の世界、すなわち現実の発見のためのたたかいであり、またそのよろこびである。」著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。巻頭の小林秀雄論「その1」は著者の最初の評論であり、1939年、21歳のときに書かれた。小林秀雄のほか、堀辰雄、サルトル、ヴァレリー、ボードレール、リルケ、カミュ…これらの作家たちを通して著者は「世界の闇に堪える強力な思想」と「人間の解放」を指向する精神とを追求する。
目次
- 1 小林秀雄論(理智の舞踊—小林秀雄の創作について;政治と文学—小林秀雄からの訣別)
- 2 堀辰雄の文学(堀辰雄追悼;『風立ちぬ』について;一身惟悴)
- 3 文学の周辺(宇佐見英治の本書評3篇;福永武彦『草の花』の頃;串田孫一君のこと;黒い怒り・黒い微笑;サルトルとノーベル賞;わが文学)
- 4 (『海辺の墓地』ポール・ヴァレリー小論;人と海ボードレールの一面;リルケ『マルテの手記』について;カミュにおける自由の問題;終末の文学)
「BOOKデータベース」 より