世界の調律 : サウンドスケープとはなにか
著者
書誌事項
世界の調律 : サウンドスケープとはなにか
(テオリア叢書)
平凡社, 1986.12
- タイトル別名
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The tuning of the world
- タイトル読み
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セカイ ノ チョウリツ : サウンド スケープ トワ ナニ カ
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注記
その他の訳者: 小川博司, 庄野泰子, 田中直子, 若尾裕
内容説明・目次
内容説明
これまで一般に音が問題にされるとき、それは「音楽」として取り上げられるか、あるいは「騒音」として取り上げられるかのどちらかであった。その場合、「音楽」も「騒音」もあらかじめ価値付けられている「音」である。たとえば、「私たちに安らぎを与えてくれる美しい音楽」、あるいは「私たちを悩ますやかましい騒音」というように。しかし、私たちの音の世界はそれらの枠組みよりも遥かにダイナミックである。本書の著者は、そうした従来の「音楽」や「騒音」によってはとらえることのできないさまざまな音をすくいあげる包括的な枠組みとして〈サウンドスケープ〉という考えかたを提示している。
目次
- 第1部 最初のサウンドスケープ(自然のサウンドスケープ;生命の音;田舎のサウンドスケープ;町から都市へ)
- 第2部 産業革命後のサウンドスケープ(産業革命;電気革命;音楽、サウンドスケープ、変容する知覚)
- 第3部 分析(表記;分類;知覚;形態学;シンボリズム;騒音)
- 第4部 サウンドスケープ・デザインに向かって(聴く;音響共同体;サウンドスケープのリズムとテンポ;サウンドスケープ・デザイナー;響きの庭;沈黙;音楽をこえて)
「BOOKデータベース」 より