書誌事項

封建社会

マルク・ブロック著 ; 新村猛 [ほか] 訳

みすず書房, 1973-1977

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タイトル別名

La société féodale

タイトル読み

ホウケン シャカイ

注記

その他の訳者: 森岡敬一郎, 神沢栄三, 大高順雄

参考文献: 各巻末

マルク・ブロックの主要著作: 2:巻末plxxvii-lxxix

内容説明・目次
巻冊次

1 ISBN 9784622017394

内容説明

封建制度は、9世紀より13世紀に至る西欧社会における一つの生命ある力であった。親縁関係のような、あるいは封土を媒介とする領主と家士関係のような、こうした封建的構造の核にあり、それに固有の色調を与えた人間の人間への従属の紐帯は、いかに形成され、いかなる性格を有したであろうか。これが第一巻の主題である。そして“良き歴史家とは伝説の人食い鬼に似ている”というブロックは、社会構造のダイナミックな展開を考察するなかにも、貪欲に人間の姿をみつめ、みごとな歴史叙述をなしている。

目次

第1巻 従属の紐帯の形成(環境(最後の蛮族侵入;生活条件と心情);個人間の紐帯(血の紐帯;家士制と封土;下層の諸階級における従属の紐帯))
巻冊次

2 ISBN 9784622017400

内容説明

ブロックがえがこうとしたのは、封建制の組織図ではなくむしろ一つの時代の解剖図である。第二巻では、貴族・騎士・聖職者・農奴など専業とする職分あるいは権力と威信の度によってわかたれた諸階級、およびその階層秩序を維持した統治の様相をヴィヴィドにえがく。ブロックは、あまたの武勲詩・トゥルバドゥール・騎士道物語を引いて騎士と貴族の日常生活や感情を再現し、法律文書と神学文献によって封建制の機能と精神を解読し、また社学会の手法をかりて歴史の深層に秘められた中世民衆の意識をも探求する。

目次

第2巻 階級と統治(階級(事実上の階級としての貴族;貴族の生活;騎士制度 ほか);統治(裁判;伝統的諸権力:王国と帝国;領域諸侯領から城守領へ ほか);社会形態としての封建制とその影響(社会形態としての封建制;ヨーロッパ封建制の延長))

「BOOKデータベース」 より

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