社会契約論
著者
書誌事項
社会契約論
(岩波文庫, 5325-5326,
岩波書店, 1954.12
- タイトル別名
-
Du contrat social
Le contrat social
社会契約論または政治的権利の諸原理
社会契約論, または, 政治的権利の諸原理
ルソー社会契約論
- タイトル読み
-
シャカイ ケイヤクロン
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注記
その他のタイトル「Le contrat social」は標題紙裏による
底本: ヴォーン版(The political writings of Jean-Jacques Rousseau, with introduction and notes, by C.E. Vaughan, Cambridge, 1915, 2 vols.)の第2巻にある《Du contrat social》
解説(河野健二): p223-236
共同反訳参加者: 桑原武夫, 前川貞次郎, 河野健二, 紀篤太郎, 鶴見俊輔, 杉之原寿一, 樋口謹一, 多田道太郎, 溝川喜一, 牧康夫, 上柳克郎, 恒藤武二, 森口美都男
内容説明・目次
内容説明
これはもっとも徹底的な人民主権論を説いた書物である。国家は個々人が互いに結合して、自由と平等を最大限に確保するために契約することによって成立する。ルソー(1712‐78)はこの立場から既成の国家観をくつがえし、革命的な民主主義の思想を提示した。フランス革命の導火線となった近代デモクラシーの先駆的宣言の書。
目次
- 第1編 ここでは、いかにして人間が自然状態から社会状態に移るか、また社会契約の本質的諸条件はいかなるものであるか、が探求される(第一編の主題;最初の社会について ほか)
- 第2編 ここでは、立法がとりあつかわれる(主権は譲りわたすことができないこと;主権は分割できないこと ほか)
- 第3編 ここでは、政治の法、すなわち政府の形態がとりあつかわれる(政府一般について;政府のさまざまの形態をつくる原理について ほか)
- 第4編 ここでは、引きつづき政治の法をとりあつかいつつ、国家の体制をかためる方法がのべられる(一般意志は破壊できないこと;投票について ほか)
「BOOKデータベース」 より