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荷風小説

永井壯吉著

岩波書店, 1986.5-1986.11

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Title Transcription

カフウ ショウセツ

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Note

著者の肖像あり

Contents of Works

  • 1: 地獄の花
  • あめりか物語
  • 2: ふらんす物語
  • 曇天
  • 深川の唄
  • 監獄署の裏
  • 歡樂
  • 新歸朝者日記
  • 3: すみだ川
  • 冷笑
  • 新橋夜話
  • 4: 柳さくら
  • 父の恩
  • 花瓶
  • 夏すがた
  • 腕くらべ
  • 5: おかめ笹
  • 雨瀟瀟
  • 雪解
  • 二人妻
  • 藝者の母
  • ちゞらし髪
  • かし間の女
  • 6: 榎物語
  • あぢさゐ
  • つゆのあとさき
  • ひかげの花
  • 濹東綺譚
  • おもかげ
  • 女中のはなし
  • 7: 浮沈
  • 勳章
  • 踊子
  • 來訪者
  • 問はずがたり
  • にぎり飯
  • 買出し
  • 吾妻橋

Description and Table of Contents

Volume

1 ISBN 9784000910613

Description

当時一世を風靡していた硯友社閥に慊らず、範をフランス自然主義にとって,我国社会小説の萌芽ともなった「地獄の花」によって登場した荷風は、アメリカに渡ると共に天性の詩才の赴くまま、新大陸の風物を縦横に謳いあげ、日本近代文学史上屈指の青春の譜、「あめりか物語」で一躍文壇の寵児となった。
Volume

2 ISBN 9784000910620

Description

夢にまでみたパリの地を踏んだ荷風は、真っ先にモーパッサンの像に赴いた。フランスの風土がいかに青年の胸奥に深い影響を与えたことか—帰国後「ふらんす物語」で華々しい成功を収めるが、明治の皮相な文明開化に嫌悪の念を覚え、「新帰朝者日記」において荷風は決然として江戸情調の世界へと傾斜していく。
Volume

4 ISBN 9784000910644

Description

草双紙類御法度の天保期を舞台に、戯作者柳亭種彦の死を描いた「散柳窓夕栄」。嬌名を恣ままにし、後年自ら碑文を書いた笠森お仙を題材にとった「恋衣花笠森」。江戸の余薫を残す花柳界の掟と達引を纒綿として綴り、頽廃の美を追い求める一代の傑作「腕くらべ」など、大正初期の作品は荷風の真骨頂をうかがうにたる。
Volume

6 ISBN 9784000910668

Description

「わたくしは芸林に遊ぶものの往々社を結び党を立てゝ、己に与するを揚げ与せざるを抑へやうとするものを見て、之を怯となし、陋となすのである。」一貫してこの態度を崩さなかった荷風は、はからずも名作「〓東綺譚」についてこの言葉を洩らした。
Volume

7 ISBN 9784000910675

Description

戦争中書きためておいた小説が敗戦と共に続々と発表される。それは文芸界の華々しい躍動期ともいえた。しかし荷風はその後千葉の陋屋に身をひそめ、浅草通いに憂さをはらす。自らの墓碑銘を用意していた荷風の終焉は明治・大正の送り火でもあった。

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Details

  • NCID
    BN01025931
  • ISBN
    • 4000910612
    • 4000910620
    • 4000910639
    • 4000910647
    • 4000910655
    • 4000910663
    • 4000910671
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    7冊
  • Size
    20cm
  • Classification
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