公害法の課題と理論
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公害法の課題と理論
日本評論社, 1987.5
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コウガイホウ ノ カダイ ト リロン
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公害法の課題と理論
1987
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公害法の課題と理論
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内容説明・目次
内容説明
公害・環境問題としてなにが重要かを決定するものは、歴史的な状況と問題意識である。本書で取り上げたテーマは、主として公害裁判をとおして提起された、私法的救済にかかわる諸問題であるが、この分野においても、問題史という角度からみると大きな流れを認めることができる。昭和40年代の4大公害裁判の理論的成果と法実践上の経験を継承、発展させながら、その後の公害裁判は、それぞれ個性的な、かつ伝統的法理論からただちに解答を引き出すことができない困難な課題に取り組んできた。それらの課題のいくつかについて法理論的に考察をしたのが、本書に収録した諸論文である。
目次
- 序論 公害問題の現段階と課題
- 第1部 損害論(包括請求の役割とその評価—歴史的考察;包括請求方式の課題と展望;安中公害判決の検討)
- 第2部 差止論(環境破壊をめぐる法思想;環境アセスメントの法律的側面;名古屋新幹線公害訴訟判決の意義;大阪国際空港公害訴訟最高裁判決の意義;複数汚染源に対する差止請求;共同不法行為再論—共同不法行為者の全部責任の基礎)
- 第3部 国の責任論(公害法と社会保障—民事責任の原理と社会保障の原理の関連;水俣病院における行政の責任)
「BOOKデータベース」 より