回遊魚の生物学
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回遊魚の生物学
学会出版センター, 1987.3
- タイトル読み
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カイユウギョ ノ セイブツガク
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回遊魚の生物学
1987
限定公開 -
回遊魚の生物学
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文献:章末
内容説明・目次
内容説明
回遊魚は卓抜した遊泳能力をもち広く海洋を移動し、また海水、淡水など異なる環境を行き来するため、浸透圧調節、生殖、行動などにおいて他の動物にみられない種々の特性をもっている。これらの特性について調べ、明らかにしてゆくことは、基礎生物学の立場からは生命現象を理解する上できわめて有効である。ここでは、回遊魚の研究の新しい展開のための一里塚として、近年の研究成果をふまえ、魚類の回遊現象に焦点をあて、内分泌学、生殖生理学、動物行動学、および水産学の立場から、分子レベル、細胞・組織・器官レベル、そして個体レベル、さらには系統発生のレベルでの最新の知見を紹介してあるる。
目次
- 1 魚類の回遊(序論—サケの回遊の謎と実験生物学;ホルモンと浸透圧調節;魚類のペプチドホルモン;神経ペプチドとアミン産生ニューロンの脳内分布;回遊と代謝)
- 2 回遊と生殖(産卵回遊;回遊魚の生殖腺刺激ホルモン;卵と精子の最終成熟;魚類における精子運動と受精)
- 3 回遊行動(降海行動と海水適応;回遊行動とホルモン;母川回遊;魚の行動と生体電気)
- 4 回遊魚の増養殖(回遊魚の増養殖—現状と問題点;遺伝子組み換え技術による成長ホルモンの生産とその利用;魚類の精子と卵の凍結保存;染色体工学的手法による育種)
「BOOKデータベース」 より