石川啄木と北一輝 : 新たなる「地上王国」の予見

書誌事項

石川啄木と北一輝 : 新たなる「地上王国」の予見

小西豊治著

御茶の水書房, 1987.4

タイトル読み

イシカワ タクボク ト キタ イッキ : アラタナル チジョウ オウコク ノ ヨケン

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注記

初版:伝統と現代社 1980年刊

内容説明・目次

内容説明

本書における著者のモチーフにかかわっていえば、啄木が死の迫りくる前年、自己の最後の思想は「国家社会主義」「社会主義的帝国主義」だと言い残して死んで以来、その内容は永久にわからないとされてきた。しかし、同世代者北一輝と比較することによって、この謎はほぼ全面的に解明されたと信ずる。二人の希求憧憬した「国家」は、「地上の王国」レバイアサンであり、これはそれ自体「生命」と「人格」を有して天皇も国民もその内側に伴呑していくものであった。

目次

  • 序章 新たなる神—ナショナリズムと社会革命の結合
  • 第1章 辺境からの出発—叛逆の精神的基盤
  • 第2章 浪漫主義の洗礼—「想世界」への飛翔
  • 第3章 変革の意志—「ワグネルの思想」と溟北の「乱賊」説
  • 第4章 日露戦争—燃えあがる「国家」生命の予感
  • 第5章 戦後状況—幻滅からの出発
  • 第6章 漂泊—函館、小樽、釧路時代の啄木
  • 第7章 自然主義—啄木の小説と『ローマ字日記』
  • 第8章 国家思想—「地上の王国」レバイアサン
  • 第9章 社会主義—明治国家への対峙
  • 第10章 西郷伝説—ありうべき維新革命の希求
  • 終章 予言者的思想家—J.J.ルソーとともに

「BOOKデータベース」 より

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