こころで聴く
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こころで聴く
講談社, 1986.12
- タイトル読み
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ココロ デ キク
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こころで聴く
1986
限定公開 -
こころで聴く
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内容説明・目次
内容説明
失聴の人と恋愛し、まわりの反対を押しきって結婚し、カメラマンの夫を扶けてけなげに生きてきた夫婦の径のりは、力強く美しい。更に著者は、個人的な運命を社会的問題に拡げて、障害者とその家族について真剣に考えるようになった。障害者とその家族に勇気を与え、健常者に深い反省を呼びさます本である。
目次
- 第1章 めぐり逢い—そして愛(私の言葉は手から出る;吹雪の八甲田撮影;音のない世界に生きるている夫;自転車事故が少年の聴力を奪った;頼りにしていた母の突然の死;世間態からろう者の存在をひた隠す家族;夫とのはじめての出会い;ストマイ失聴への恐怖;手紙だけが秘密の連絡手段;両親への説得をあきらめ彼のもとへ走る;若いうちは貧しくても夢を持てる)
- 第2章 ふれあい—通い合う心(きこえないと、ものの動きに敏感になる;2人3脚写真屋稼業;独立はしたものの…;夫の耳がきこえさえしたらと思うとき;きこえない人が道に迷ったときの知恵;中途失聴者の会における発見;口話法の限界;きこえない人達の中で味わった孤独感;冗談から発展した離婚の噂;電話をとりつぐもどかしさ;版権料をごまかそうとする社長との対決)
- 第3章 山男達—紡ぎ合う真心(骨髄炎をおしての北アルプス行き;美しくはかない霧氷の散華;やりきれない遭難死者の収容作業)
- 第4章 生きる—1人の人間として(心の耳まで失ってはいけない;孤独感を癒してくれるのは同障の仲間;知識や情報不足が起こすろう者の障害;手話と口話は補完の関係にある;聴覚障害者の会館が閉鎖された;東京都知事との対話集会とその成果;病気のろう者の不便さとは;結婚披露宴での“ある心貧しい言葉”;手話通訳の仕事は“一期一会”;夫ゆえに歩める深い人生)
「BOOKデータベース」 より