詩画論
著者
書誌事項
詩画論
(近代美学双書)
玉川大学出版部, 1985
- 1
- 2
- タイトル別名
-
Réflexions critiques sur la poësie et sur la peinture
- タイトル読み
-
シガロン
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注記
原書第7版の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
-
1 ISBN 9784472076015
内容説明
「詩と絵画についての批判的考察」の翻訳。詩の美と絵画の美が何から成りたっているか?規則を守ることが、詩と絵画の美にどんな利益をもたらしているか?詩や絵画をよりよく制作するためには、他の諸芸術からどういう助けを借りたらよいか?を説明。
目次
- 倦怠からのがれるため何かに没頭する必要と、情念の動きが人に与える魅力について
- われわれにはげしい興奮をひきおこすのにふさわしい見世物の魅力。剣闘士。
- プラトーンは詩人の模倣があまりに強い印象を与えるという理由だけでかれの国家から詩人を追放したのではない。
- 悲劇があつかう主題の性格のゆえに、悲劇は喜劇よりもわれわれの心を動かす。
- 喜劇の主題の選択について。その舞台をどこにすべきか。ローマの喜劇について。
- 悲劇詩人は地理、歴史および年代記が確実に教えていることに従わざるをえないのかどうか。コルネイユとラシーヌのいくつかの悲劇についてのこの問題の考察。
- どんな意味で自然がラファエルロ以後ゆたかになったといえるのか。
- 人間の絵画の能力は詩の能力よりも偉大かどうか。
- いわゆる音楽について。〔ほか〕
- 巻冊次
-
2 ISBN 9784472076619
内容説明
社会学的観点(政治、風土)から芸術を考察し、フランスの美学の伝統を築いたジャン=バティスト・デュボスの「詩と絵画についての批判的考察」第二部の翻訳である。本書により偉大な業績として美学史に強調されている、文芸と絵画の比較、芸術家と公衆の関係による芸術論を展開してゆく。
目次
- 天才一般について。
- 画家と詩人をつくる天才について。
- 天才の衝動が、生れながらにこれをもちあわせた人たちを、画家あるいは詩人になるよう決めること。
- 前章の提案への異議、異議への回答。
- 画家と詩人の勉強と進歩について。
- 天才のない芸術家について。
- 天才は制限されていること。
- 剽窃者について。かれらは他人の業績を有利に使う人たちとどうちがうか。
- 若い芸術家の進歩を遅らせる障害について
- 天才をもつ人が自分に可能な価値に到達する時期について。〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より