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近世沖縄の民俗史

小川徹著

(日本民俗学研究叢書)

弘文堂, 1987

タイトル読み

キンセイ オキナワ ノ ミンゾクシ

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付:図(2枚)

著作年譜(抄):p322〜326

内容説明・目次

内容説明

歴史の根幹においては本土的社会空間と姉妹の間柄にありながら、大陸からの直接的刺激を蒙りつつ、歴史における「千年の較差」を足早やに馳せ抜けた琉球なる社会空間が、それ自身醸成した内因と、みずからの発意によって築き育てた近世とはいかなる存在であったのか。上は王侯貴族から農山村民のすべてによって組織される社会生活の全体を民俗社会と捉え、親族称呼、門中制、祭祀の発展と転換を独特の歴史的方法と地理的方法の併用によって跡づけ、琉球的近世の実像に迫る。

目次

  • 第1部 マキ・ヒキ・ウヤクの民俗史(本土にはどのような方言称呼があるか;琉球島弧の親族集団称呼と分布構造;分布構造からみた民俗史的編年;男鹿半島のマギとオヤグについて;ヤサイのオド—青森県津軽地方親族称呼の一断面)
  • 第2部 近世沖縄社会の民俗史(沖縄の門中とはどのようなものか;史料からみた門中の歴史;北部水田農村が綴るヒキの民俗史;書評 渡口真清著『麻氏兄弟たち』を読む;沖縄における若干の墓型とその年代)
  • 第3部 近世沖縄文化の民俗史(『琉球国由来記』からみた近世沖縄の民俗;近世琉球における民俗祭祀体系の新展開;近世末期の北部水田農村にみる家祭祀の態容;『家風祭典』が語る清明祭受容の顛末;『蔡家家憲』あるいは『四本堂家礼』のこと;『四本堂家礼』その後)

「BOOKデータベース」 より

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