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現代小説を狩る

赤祖父哲二〔ほか〕編著

中教出版, 1986.11

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ゲンダイ ショウセツ オ カル

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注記

編著者:赤祖父哲二,中村博保,森常治

内容説明・目次

内容説明

狩るか狩られるか。「語り」VS.「読み」の文学ゲーム。いま、小説がよみがえる。

目次

  • 第1章 「人間」は小説から消えた?(『僕って何』三田誠広;『赤ひげ診療譚』山本周五郎;『他人の顔』安部公房)
  • 第2章 現在は過去と未来に挾撃されて(『坂の上の雲』司馬遼太郎;『同時代ゲーム』大江健三郎;『ヤマザキ』筒井康隆)
  • 第3章 言語が現実を作り哄笑をさそう(『吉里吉里人』井上ひさし;『小説熱海殺人事件』つかこうへい;『裏声で歌へ君が代』丸谷才一)
  • 第4章語り—この軽やかな戯れ(『風の歌を聴け』村上春樹;『栂の夢』大庭みな子;『杳子』古井由吉)
  • 第5章 虚構のトポスは現実に顔を向ける(『流離譚』安岡章太郎;『日本アパッチ族』小松左京;『過去』北方謙三)
  • 第6章 読者はパズルの迷路に立つ(『踊る銀河の夜』丸山健二;『ドナウの旅人』宮本輝;『死の島』福永武彦)
  • 第7章 情報としてのエロス—孤独、破壊、禁忌(『夕暮まで』吉行淳之介;『コインロッカー・ベイビーズ』村上龍;『越前竹人形』水上勉)
  • 第8章 物語よ、地霊の声を響かせ…(『枯木灘』中上健次;『蟹』河野多恵子;『沈黙』遠藤周作)
  • 第9章 権力の記号学・狩る狩られる(『スミヤキストQの冒険』倉橋由美子;『蒼ざめた馬を見よ』五木寛之;『ある小官僚の抹殺』松本清張)

「BOOKデータベース」 より

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