参謀の戦争
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参謀の戦争
講談社, 1987.11
- タイトル読み
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サンボウ ノ センソウ
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内容説明・目次
内容説明
新事業・新大企画を進める際に、何が日本人の留意すべき点か。太平洋戦争前夜の様相ほど、これを考える格好の材料はない。本書は、東京裁判史観や従来重用の参謀本部資料を排し、最近、通説を覆したり、不明だった経緯を明確にするような資料として出てきた、陸軍省(軍政)の資料に基いて、戦争突入の実相を明らかにしたものである。新資料・新発見は、いままで輻湊する現象に隠されていた本質的人物の動きを鮮明にし、日本人の本質をも白日のもとにさらすものである。
目次
- 第1章 昭和14年夏、第二次大戦勃発(ノモンハン事件;桐工作と陸軍軍備充実計画;政治化する陸軍;近衛と陸軍と新体制運動)
- 第2章 太平洋戦争の背景になった昭和15年夏(陸軍の陰謀、米内内閣を倒す;近衛、「時局処理要綱」で軍の画策にのる;作戦部長の独断、北部仏印進駐;日独伊三国同盟締結の真相)
- 第3章 昭和16年春、戦争を断念する陸軍中央部(大政翼賛会の誕生と総力戦体制;陸海軍の戦略論争;物的国力判断と「対南方施策要綱」;連合国の対日作戦準備)
- 第4章 国際情勢に引きずられる昭和16夏(松岡外相と日ソ中立条約;因果な一石、「日米了解案」;独ソ開戦と関東軍特殊演習;最後の断崖、南部仏印進駐)
- 第5章 戦争目的の混迷(第三次近衛内閣の崩壊と東条内閣の出現;開戦決定のプロセス;アメリカの対日参戦決定過程;軍側の開戦準備)
「BOOKデータベース」 より