南北朝の仏教
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南北朝の仏教
(中国仏教史 / 鎌田茂雄著, 第3-4巻)
東京大学出版会, 1984.11-1990.2
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ナンボクチョウ ノ ブッキョウ
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内容説明・目次
内容説明
東晋時代にひきつづき南北朝時代においても、仏教は社会の各層に浸透するとともに,教理の研究も急速に進展した。訳経僧の来朝も盛んであり,翻訳された経論にもとづいて摂論宗・地論宗などの学派仏教が成立したのもこの時代の大きな特色である。これらの諸学派の教理は,唐代諸宗の思想的背景を形成する原動力となった。第三巻において,南北朝時代における仏教の史的展開を跡づけたのにひきつづき、本巻においても主として経典の伝訳と、教理の展開を明らかにする。
目次
- 第1章 南朝の訳経(宋・斉の訳経;梁・陳の訳経)
- 第2章 真諦三蔵—唯識仏教の伝来(真諦の生涯;真諦三蔵の翻訳活動;『大乗起信論』の訳出をめぐる諸問題)
- 第3章 北朝の訳経(竺仏念—小乗経論の訳出;北魏の訳経)
- 第4章 中国的仏教の萌芽—疑経の成立(南朝の疑経;北朝の疑経;六世紀成立の疑経;道教および俗信関係の偽経;護国経典の成立—仁王般若波羅蜜経;戒律関係の疑経;観音信仰と疑経の出現)
- 第5章 諸学派の興起と展開(道生の頓悟説とその系譜;涅槃学派;成実学派;毘曇学派;地論学派;摂論学派)
「BOOKデータベース」 より