気・流れる身体
著者
書誌事項
気・流れる身体
平河出版社, 1987.12
- タイトル別名
-
気流れる身体
- タイトル読み
-
キ ナガレル シンタイ
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注記
主要資料版本表: p310-313
書名は奥付による
内容説明・目次
内容説明
中国の医学では、固定的な物体としての臓器や消化管、骨格といったものは、重要ではあるにせよ、医療の主たる目標とはなっていないのだ。より正確にいえば、臓器や消化管・骨格は、入れ物や管にすぎない。その中を流れるものこそが、人の身体にとって本質的なものなのである。中国の伝統的な宗教である道教と、伝統医学を通して、個の身体に注がれるまなざしの、さまざまなありかたを考えたい。
目次
- 第1章 流れる身体(二つの身体;流体としての身体)
- 第2章 広がり充ちる「こころ」(流体の内なる「こころ」;「こころ」の身体化;「物」と「こころ」;気による認識)
- 第3章 集合としての自己(なにが自己なのか;存思の身体論;体内神という考え方;マクロコスモスとミクロコスモス;存思の諸技法;「濁れる神々」と身体の純粋化)
- 第4章 流れの創造と身体錬金術(流れの創造パターン;身体の純粋化;内丹のプロセス;「純陽の身体」という考え方)
- 第5章 中国的二元論(二つの二元論;操作概念としての二元論;部分と全体;自己と他者)
「BOOKデータベース」 より