ボードレール詩の冥府
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ボードレール詩の冥府
(京都大學人文科學研究所研究報告)
筑摩書房, 1988.3
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ボードレール シ ノ メイフ
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Note
詩作品翻訳 / 宇佐美斉編: p445-450
参考文献 / 井上輝夫編: p451-466
ボードレールの肖像画あり
Description and Table of Contents
Description
ボードレールを読み会に集うた鬼ども、連衆の読みすじの手の内を見せあおう、歌仙を巻いたあとの気だるい微笑の雰囲気が運べただろうか…。読みすじがすなわち鬼のみやげである。
Table of Contents
- 〈冥府〉から(ボードレールの冥府時代;『冥府』私解)
- 群集の発見(群集を映しだすカレイドスコープ;群集の解読)
- 「屑拾い」の栄光(屑拾いの登場;詩篇「屑拾いたちの酒」)
- エロスの図柄(絵馬をあげる;ひばりの行方—「高翔」;詩と音楽のあいだ—「異郷の香り」)
- 落日—あるいはデカダンスの詩学(落日の偏愛;陶酔と恐れ;時間意識;デカダンス)
- 目の家族—ガラスと視覚(鏡;ガラスのユートピア;空間の分節;他者の発見)
- 詩の探偵(探偵小説の起源;迷宮のなかの老娑;欠如と喪失;詩人の悦楽)
- 美食から(散文と詩のあいだ;雲間の世界で料理は変容する;ラ・ファンファルロ—思い出を食べる人)
- 香りまで—キッチュとノスタルジー(雰囲気としての香り;異郷の香り—エキゾチスムとノスタルジー;破壊の香り—キッチュ)
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