近代日本の恋愛小説
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近代日本の恋愛小説
(朝日カルチャーブックス, 77)
大阪書籍, 1987.11
- タイトル読み
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キンダイ ニホン ノ レンアイ ショウセツ
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内容説明・目次
内容説明
近代日本の始まりは、日本固有の伝統と西欧文明との衝突であった。「性」をめぐっての、江戸時代からの「色恋」と近代的「恋愛」との出会いも、さまざまな葛藤や悲喜劇を生んだ。それはまさしく、精神史的な転機であり、思想史上の事件であったといえる。その克明な記録である明治期の恋愛小説を読みながら、近代日本初頭の精神の諸相を探る。
目次
- 序 近代的恋愛観の成立
- 1 明治前期の恋愛観—北村透谷「厭世詩家と女性」と森鴎外『舞姫』
- 2 樋口一葉『たけくらべ』
- 3 二葉亭四迷『浮雲』
- 4 斎藤緑雨『油地獄』
- 5 泉鏡花『外科室』『夜行巡査』
- 6 広津柳浪『黒蜥蝪』
- 7 国木田独歩『武蔵野』『欺かざる記』
- 8 有島武郎『或る女』
- 9 田山花袋『蒲団』
- 10 岩野泡鳴『耽溺』
- 11 夏目漱石『それから』
「BOOKデータベース」 より